Doxoオンラインストレージサービスは、請求書、領収書、その他の書類を保管するためのデジタルファイルキャビネットを提供することで、紙の書類の乱雑さを軽減するというコンセプトで昨年開始されました。木曜日、Doxoはユーザーが外出先からこれらのデジタル記録にアクセスできるiPhoneアプリを追加しました。

DoxoのCEO兼共同創業者であるスティーブ・シヴァーズ氏は、同社のサービスのアイデアは、電子的に送れば済むはずの請求書で溢れかえっている郵便受けの多さに気づいたことから生まれたと語った。ユーザーのペーパーレス化の手間を省くため、Doxoはプロバイダと提携している。既にSprintをはじめとする公共事業会社や銀行と提携しており、プロバイダが請求書やその他の連絡をユーザーのDoxoアカウントに直接送信する。Doxoは引き続きプロバイダの提携を模索しており、新たなプロバイダが追加された際にはユーザーに通知している。
Doxoは、請求書や銀行取引明細書を受け取る場所としてだけでなく、クラウドベースのストレージサービスを利用して、他の種類の文書も保管できます。これには、領収書、証書やパスポートなどの重要文書のバックアップやコピー、パスワードやアカウントデータ、後で確認するための文書などが含まれます。Shivers氏によると、基本的に、ファイリングキャビネットに保管するようなものはすべてDoxoに保管できるということです。
しかし、Doxoのデジタルファイリングキャビネット方式には、コンピューターから離れているときにもこれらの文書にアクセスする手段が欠けていました。そこで、木曜日にリリースされた無料のiPhoneクライアントが登場しました。(DoxoはAndroidアプリも提供しており、他のプラットフォーム向けにも同様のアプリを開発中です。)Doxoユーザーは、iPhoneからサービスに保存したすべてのファイルを閲覧できます。アプリはパスコード保護を備えており、Doxoに保存されているすべてのファイルは、Shivers氏が「クラス最高の金融取引セキュリティ」と呼ぶ方法で暗号化されています。
DoxoのiPhone版では、サービスにいくつかの機能が追加されています。内蔵カメラを使って領収書の写真を撮ることができるので、出張で経費精算書を記入する必要があるものの、何十枚もの領収書をめくる手間にうんざりしているビジネス旅行者にとって最適です。
iPhoneアプリでは口座情報の閲覧や請求書の保存が可能ですが、現時点ではアプリから直接支払いを行うことはできません。同社によると、この機能は近い将来モバイルアプリにも導入される予定です。