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iPhone 14がハワイの山火事で閉じ込められた家族を「文字通り」救った

衛星通知による緊急SOS

画像: Apple

衝突検知や緊急SOSといった機能は、iPhoneユーザーには実際には必要のないギミックだと思うかもしれませんが、マウイ島からの報告はそれを考え直すきっかけになるかもしれません。X(旧Twitter)の投稿によると、マウイ島で車内に閉じ込められた5人が、衛星経由の緊急SOSを使って緊急サービスに通報できたそうです。

Xユーザーのマイケル・J・ミラフロール氏は、兄のガールフレンドのいとことその家族がマウイ島で車に乗っていたところ、突然周囲で山火事が発生、車内に閉じ込められたと報告しています。状況により無線ネットワークに接続できず、「Appleの緊急SOSが救急隊員と連絡を取る唯一の手段だった」とミラフロール氏は語っています。

私の兄のガールフレンドのいとことその家族は、マウイ島で車の中にいたところ、突然周囲で山火事が勃発しました。

携帯電話の電波が届かず、Appleの緊急SOSが救急隊員と連絡を取る唯一の手段でした。文字通り命を救ったのです。pic.twitter.com/PpxNwTGOAf

— マイケル・J・ミラフロール(@michaelmiraflor)2023年8月10日

彼は、この機能が「文字通り命を救った」と語った。一家はショッピングモール内の銀行で救助されたが、彼らがすでにその地域から避難しようとしていたかどうかは不明だ。

ミラフロールは、家族と救急隊員とのやり取りのスクリーンショットを投稿しました。家族がこの機能を使って救急隊員と連絡を取ってから救助されるまで、約35分かかったようです。通信指令係はiPhoneから家族の位置情報を取得し、ハザードランプを点灯するよう指示し、消防署に情報を伝えることができました。

マウイ島の山火事により、50人以上が死亡し、ラハイナとその周辺地域に「数十億ドル」の損害が発生した。

著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長

マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。