ストレージデバイスメーカーのWiebeTechは、今月初めのMacworld ExpoでMacユーザー向け製品ラインを発表しました。中でも特に注目を集めたのが、FireWire KeyChainでした。この小型デバイスは、FireWireベースのフラッシュメモリストレージを提供します。同社は本日、FireWire KeyChainを3月に正式発売するにあたり、当初発表されていたよりもさらに小型で低価格になると発表しました。

WiebeTech社長のジェームズ・ウィーベ氏によると、FireWireキーチェーンは、展示会でのユーザーからのフィードバックを受けて変更されたとのことです。「製品の潜在的なユーザーの声に耳を傾け、ユーザーによる設定変更やよりコンパクトなサイズを求める声に応えるため、製品ラインナップを改良しました」とウィーベ氏は語りました。
USB経由でキーホルダーサイズの機器にファイルをコピーできるデバイスは数多くリリースされていますが、FireWire KeyChainはFireWireを採用した先駆的な製品の一つです。バスパワー駆動のFireWire KeyChainは、CompactFlashベースのフラッシュメモリストレージと、Oxford Semiconductorの人気製品であるOxford 911ブリッジチップセットを搭載しています。WiebeTechのショーでのデモからもわかるように、FireWire KeyChainはビデオストリーミングにも十分な速度を誇ります。また、CompactFlashストレージメディアを使用しているため、最大1GBの容量を追加できます。
WiebeTechによると、コンパクトフラッシュカードの取り付けは販売店でもエンドユーザーでも可能とのことです。FireWireキーチェーンには簡単に取り外し可能な底板が付いています。同社は当初、複数の容量をあらかじめ設定した状態で出荷する予定でしたが、その後、ストレージモジュールを一切搭載しないFireWireキーチェーンを出荷することに決定しました。これにより、価格を99.95ドルに抑えることができました。
WiebeTechはFireWireキーチェーンのサイズも小型化し、1.75 x 2.35 x 0.75インチ(約4.7 x 6.3 x 0.75インチ)になりました。「これにより、モジュールをポケットに入れて持ち運びやすく、キーチェーンに取り付けやすくなりました」と同社は述べています。
WiebeTechは3月末までにFireWireキーチェーンの出荷を開始する予定です。米国とカナダの販売店、およびWiebeTechのウェブサイトから直接ご購入いただけます。
この記事の初公開後、WiebeTechは読者の皆様から寄せられた質問への回答をまとめたFAQを公開しました。詳細は以下をご覧ください。
WiebeTech によれば、IBM MicroDrive (CompactFlash Type II インターフェースに適合する 1GB ハードディスク ドライブ) は現在サポートされていないとのことです。
このユニットは、Mac OS 9.2を搭載したiBookの起動が実証されています。WiebeTechによると、Mac OS Xでの起動はまだテストされていないとのことです。また、Mac OS X 10.1.2のインストールは1GBのコンパクトフラッシュカードの容量の大部分を占めてしまうと指摘しています。
Mac OS 9.2 より前の Mac ソフトウェアを実行する Mac には特別なドライバが必要ですが、WiebeTech ではこのドライバを自社の Web サイトで提供することを計画しています。
FireWire キーチェーンのケースはアルミニウムで成型されており、カスタマイズしたり企業のギフトとして提供したい場合は刻印することができます。
WiebeTech社長のJames Wiebe氏は、FAQを本日中にウェブサイトに掲載すると発表しました。FAQには、下記に記載されていない追加の技術情報や性能仕様も記載されていますので、詳細はウェブサイトをご覧ください。