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冗長化されたTime Machineバックアップを作成する方法

読者のジェレミー・イングリス氏が、タイムマシンに関する昔の疑問を再び取り上げます。彼はこう書いています。

数年前、1台のMacに複数のTime Machineバックアップを作成する方法についての記事を書かれていました。バックアップに使用するボリュームを手動で選択する必要があると説明されていました。私もMacのデータを複数バックアップしたいので、手順がもっと簡単になることを期待していました。

MacがMountain Lionを実行している場合は、手順は簡単です。

2つ目のバックアップ先として、別のボリューム(Macに接続されたハードドライブやネットワークボリュームなど)を指定します。システム環境設定を起動し、「Time Machine」を選択します。「ディスクを選択」ボタンをクリックすると、現在バックアップに使用しているボリュームだけでなく、利用可能なボリューム(先ほど追加した2つ目のバックアップ先もその1つ)が表示されます。

そのボリュームを選択し、「ディスクを使用」をクリックすると、元のバックアップ先を変更するか、両方のボリュームを使用するかを尋ねるシートが表示されます。「両方を使用」をクリックしてください。Time Machineは2つ目のボリュームにバックアップアーカイブを作成し、そこにMacをバックアップします。

Time Machineに2番目のバックアップボリュームを追加する

それ以降、Time Machineは2つのボリューム間で交互にバックアップを実行します。例えば、ボリュームAにバックアップし、1時間後にボリュームBにバックアップするなどです。ボリュームの片方を切断した場合、Time Machineはアクセスできるボリュームへのバックアップを継続します。切断したボリュームをオンラインに戻すと、Time Machineはそのボリュームにバックアップを実行し、2つのボリュームにほぼ同じデータが保持されます。

「おおよそ」と書いたのは、オンラインになったばかりのボリュームにバックアップしてから新しいドキュメントを作成した場合、この新しいバックアップはもう一方のバックアップよりも最新のものになるからです。そして、これがこの方法のちょっとした不便な点です。片方のバックアップセットがもう片方よりも少し古いものになる可能性が高いため、どちらのセットから復元するかに注意する必要があります。