
編集者注:以下のレビューは、MacworldのGemFest 2011シリーズの一部です。6月中旬から7月にかけて、Macworldのスタッフが毎日Mac Gemsブログで、お気に入りの無料または低価格のプログラムを簡単に紹介していきます。過去のMac Gemsのリストは、Mac Gemsのホームページをご覧ください。
KeyRemap4MacBookはMacBook専用のキーリマップソフトと謳っていますが、実際にはすべてのMacのキーリマップに対応しています。簡素でシンプルなインターフェースの中に、豊富なキーリマップ機能が詰まっています。
KeyRemap4MacBookで可能なリマップをすべて網羅しようとすると、膨大なリストになり、ソフトウェアのインターフェースと同じくらい使いやすくなってしまいます。特に注目すべきは、Emacsとviのキーバインドです。これらのテキストエディタのキーバインドに慣れてしまっている場合、他のエディタで使えなくなるとイライラするかもしれません。
KeyRemap4MacBookには、Mac OS Xのどこでも従来のviとemacsのキー割り当てを使用できるようにするリマップ機能が組み込まれています。これにより、「hjkl」キーを使ったテキストナビゲーションが再び可能になります。この機能を有効にする主な方法は、修飾キー(例えば左のcommandキーやcontrolキー)のいずれかを指定して、それらのキーをナビゲーションに使用することを示すことです。
vi中毒者にとってはこれで十分かもしれませんが、より強力なバージョンがあり、使い慣れたviコマンドをUbiquitous、Complete、Simultaneousの各viモードですべて実行できます。各モードには独自の操作ルールがあり、例えばUbiquitousモードでは「/」をcommand-fに再マッピングして検索を実行します。これらのモードの有効化と無効化にはGrowlアラートが表示されます。

修飾キー(Ctrl、Command、Option)の位置がキーボード操作の効率を悪くしていると考えている方のために、KeyRemap4MacBookにはTabキーとCaps Lockキーをこれらのキーに再割り当てする機能も搭載されています。さらに、Caps LockキーのLEDの点灯/消灯(遅延を解消するため)を無効にしたり、キーの繰り返しタイミングを変更したりすることも可能です。
KeyRemap4MacBookは、間違いなく強力なキーリマッピングソフトウェアです。しかし、その強力な機能には、やや威圧的で、理解しにくいインターフェースが伴います。探し求めていたキーバインドが見つかれば、その価値は十分にあります。
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