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スーパーマリオランの常時インターネット接続要件は、多くのゲーマーの楽しみを台無しにする可能性がある

来週木曜日にiOS版「スーパーマリオラン」がリリースされる。地下鉄通勤の時間を任天堂のランナーゲームで過ごしたいと思っているプレイヤーは衝撃を受けるだろう。マリオシリーズの生みの親である任天堂の宮本茂氏は先日、Mashableに対し、このゲームをプレイするには常時インターネット接続が必要だと語った。

宮本氏の話を聞くと、これは海賊版のリスクを軽減し、任天堂の知的財産を保護するためのものだという。「『スーパーマリオ ラン』を、ソフトウェアが安全で、安定した環境でプレイできる方法で提供できるようにしたいのです」と宮本氏はウェブサイトで語った。

しかし、それだけではありません。宮本氏によると、同社はかつてワールドツアーモードをネットワーク接続なしで動作させることを目指していたとのことです。しかし、そうするとネットワーク接続を必要とする他の2つのモードとワールドツアーを統合するのが難しくなると宮本氏は述べました。

裏話: これは、Apple Storeで既にデモ版が配信されている「スーパーマリオラン」を待ちわびているユーザーにとっては少々残念な話だ。常時接続、あるいは少なくとも断続的なインターネット接続を必要とするゲームは珍しくないが、通常はPCや家庭用ゲーム機向けのAAAタイトルで、常時接続のDRMを採用していたり​​、サーバーからゲームデータを取得したりする必要があるゲームを指す。任天堂はそうしたゲームに最も精通しているため、同社初のモバイルゲームに同様の要件が課せられているのも不思議ではないだろう。とはいえ、オフラインでのプレイの柔軟性は、地下鉄などの電波の届かない場所で時間をつぶしたり、データ通信量を節約したりするのに多くのモバイルユーザーを助けてきた。せっかくの遊びなのに、とんでもない。  

著者: イアン・ポール、Macworld寄稿者

イアンはイスラエルを拠点とするフリーライターで、テクノロジー関連の話題には全く興味がありません。主にWindows、PC、ゲーム用ハードウェア、動画・音楽ストリーミングサービス、ソーシャルネットワーク、ブラウザなどを取り上げています。ニュース記事を執筆していない時は、PCユーザー向けのハウツー記事を執筆したり、eGPUのセットアップを調整したりしています。