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報告書によると、アップルは気候変動対策で遅れをとっている

セレスはローマ神話の農業の女神(ギリシャ神話のデメテル)として知られているかもしれないが、実は彼女は投資家、環境保護団体、その他の公益団体を結びつけて持続可能性を資本市場に組み込むことを目的としたボストンを拠点とする組織「セレス」に自分の名前を貸すことに熱心に取り組んでいる(もちろんこれは彼らの言葉であり、私の言葉ではない。あるいは、女神の言葉だと私は推測する)。

先週、セレスは気候変動対策への取り組みに基づく企業ランキングを発表しました。ランキングのトップにはIBM、英国に拠点を置く食料品チェーンのテスコ、そして(ご想像の通り)デル・コンピュータなどが名を連ねました。残念ながら、アップルは100点満点中28点と最下位に沈みました。スコア算出の具体的なアルゴリズムは公表されていませんが、セレスのプレスリリースによると、スコアは「取締役の監督、経営執行、情報開示、GHG(温室効果ガス)排出量の会計、戦略立案と実績」といった要素に基づいて算出されているとのことです。もしこの数字の意味が少しでも理解できたなら、おめでとうございます!クッキーをゲットしたことになりますよ*。

Appleの環境問題を批判するのは、特にグリーンピースのような団体にとって、よくある娯楽です。グリーンピースは最近、Appleの環境政策に低い評価を与えました。同社は、環境活動に関する情報を公表することで、環境イメージの向上に努めてきました。しかし、グリーンピースのランキングと同様に、Ceresの報告書は、言論に重点を置きすぎて、行動にはあまり重点を置いていないようです。

前述の基準に関して言えば、ジョブズ氏が公表した環境アップデート、Appleが製造するすべての製品の温室効果ガス排出量などをリストアップした新しい製品環境報告書、そしてAppleの製造プロセスを詳細に説明した施設環境報告書などを考えると、Appleは確かに正しい方向に進んでいると言えるでしょう。まだまだやるべきことはあるでしょうが、現状でもAppleはかなり順調に進んでいるように思います。

とはいえ、私はセレスのような気の利いた名前を持っていないので、私の意見が本当に重要になるのでしょうか?

[SFGate経由]

*キャッシュを確認してください。申し訳ありませんが、これは Web ブラウザのちょっとしたユーモアです。