
iPadがもたらす素晴らしい未来、大型マルチタッチスクリーン、シンプルなウェブブラウジング、そして世界平和に、まだ心を奪われていない方もいるかもしれません。実際に座って実際に手に取ってみることに勝るものはありませんが、それは4月3日までは叶いません。それまでは、次善策として、Appleのウェブサイトで公開されているiPadのガイド付きビデオツアーシリーズをご覧ください。
各ツアーでは、iPadアプリの1つに関する短いビデオが流れ、プログラムの機能を紹介するとともに、ナレーションでiPadの素晴らしさや魅力が解説されます。スティーブ・ジョブズによるiPadの発表会や、その後Appleがオンラインで公開した情報をご覧になったことがある方なら、必ずしも目新しい内容は見つからないかもしれませんが、それでもiPadの実際の使い方を興味深く知ることができます。
iPadに付属するアプリケーションに加えて、Appleの電子書籍アプリ「iBooks」(4月3日に無料ダウンロード可能)のガイドツアーと、iWorkスイート(Keynote、Numbers、Pages)のガイドツアーもそれぞれ用意されています。しかし、奇妙なことに、App Storeのガイドツアーは用意されていません。
ガイドツアーを見ながら、iPadはこれまでのどの「ラップトップ」よりも優れたデバイスかもしれないと感じました。デモを見る限り、iPadはまさに膝の上に置いて使うことを想定しているようです。Apple自身もここ数年、「ラップトップ」という表現を避け、「ノートブックコンピュータ」という表現を好んできました(発熱への懸念も一因です)。ですから、そろそろ「ラップトップ」という用語の再定義が始まろうとしているのではないかと考えずにはいられません。