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iTunesビジュアライザーの秘密

iTunesユーザーなら、おそらくそのビジュアライザ、つまりCommandキー+Tキー、iTunesメインウィンドウの「ビジュアルエフェクト」ボタン、または「ビジュアライザ」->「ビジュアライザをオンにする」メニュー項目で有効化できる気の利いた視覚効果にはお馴染みでしょう。音楽を再生すると、iTunesウィンドウから色、線、画像が不思議な催眠術のように流れ出てきます。ビジュアライザを何度も使ったことがある人なら、その動作を制御できることに気づいているでしょう。特定のキー操作でさまざまな動作を制御できるのです。例えば、「F」キーを押すとフレームレート表示のオン/オフが切り替わり、「O」キーを押すとオーバースキャンモードになります。オーバースキャンモードは、テレビでビジュアライザを視聴しているときに便利です。

他にも多くのコマンドがあり、下の画像に示すように、H または / (疑問符キー) を押すとすべて表示されます (コマンドの画面が 2 つあります。両方を切り替えるには H を押します)。

ご覧の通り、多くの変数を操作できます。現在の設定名の確認(Cキー)から、番号(0~9)による設定の選択、ランダムな設定の選択(Rキー)まで、あらゆる操作が可能です。しかし、他にもビジュアライザーのオプションがあることは分かりにくいかもしれません。これらのオプションは、まずCキーを押してビジュアライザー画面の左上に設定情報を表示すると使いやすくなります。表示されたら、以下のキーを試してみてください。

  • QとWを押すと、利用可能な設定(設定画面の一番上の行)が切り替わります。設定を変更する際は、iTunesが追いつくまで1~2秒ほどお待ちください。その後、画面に新しい図形が表示されます。
  • AとSを押すと波形が変更されます(設定画面の2行目)。どちらかの文字を押した後、iTunesが追いつくまでお待ちください。すると、選択した設定の上に新しい波形が重ねて表示されます。
  • Z と X は、選択した構成 (構成表示の最後の行) で使用される色を変更します。

最後に、どうしてもビジュアライザーの中央にAppleロゴを表示したい場合は、Bキーを押せばいつでも表示できます。あっという間にAppleロゴが表示されます。(ロゴを消すには、Hキーなど、「何かを表示」するキーを押します。)

著者: Rob Griffiths、Macworld 寄稿者

元MacworldシニアエディターのRob Griffiths氏がMac OS X Hintsを設立しました。現在はMany Tricks Softwareの司会を務めています。