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iPhone向けバイキング・ロウ!

I-Play制作の「Vikings Row!」では、バイキングの長船の船長ビョルンを操作します。パーティーのしすぎで、船の金庫が謎の空っぽになってしまいました。ビョルンとその船員たちを助け、大量の金を集め、蓄えをかつての栄光に戻すという任務があなたに課せられます。ありがたいことに、金貨は6つのテーマワールドにまたがる約48レベルに散らばっているので、漕ぎ続ける覚悟さえあれば、あっという間に戦利品を取り戻せるはずです。

『ヴァイキング ロウ』は、11 世紀初頭のヴァイキングの経済状況に関する複雑な風刺的な解説を特徴としています。

ボートを漕ぐというこのゲームは、まさにその漕ぎの仕組みこそがVikings Rowのユニークな点であり、iPhoneに驚くほど完璧に適合しています。両手の親指を使ってボートの左右どちらかをスワイプすることで、方向と速度を操作します。両指を同時にスワイプすると、男らしい力強い推進力でボートが前進し、右または左のどちらか一方をスワイプすると、ボートを希望の方向に旋回させることができます。実際にカヌーを操縦したことがある人なら、この仕組みはすぐに馴染みのあるものに感じるはずです。

迷路のようなゲームレベルを進んでいくと、スコアを上げるためにコインを集める必要がありますが、無傷でゴールラインに到達するには、制限時間や鋭い岩などの危険な障害物にも注意する必要があります。パワーアップは制限時間を増やしたり、一時的に無敵にしたりできるので、拾えるものには注意が必要です。

グラフィック的には、Vikings Rowは可愛らしい見た目のゲームで、不快な点も特に目立つ点もありません。一方で、ゲームのBGMが常にループしているのは、これ以上ないほど不快です。ヴァイキングの詠唱は30秒ほどで古臭く感じましたし、聴きたい曲を手動でプレイリストに追加しない限り、自分で選んだ曲を聴くことはできません。

Vikings Row は次世代の Angry Birds ではありませんが、一見の価値があるユニークな体験を提供します。

[ Ryan Rigney は Macworld の寄稿者です。]