macOSが大量のストレージ容量を消費していることに気づいたことはありませんか?macOSには膨大なコードが含まれており、その一部は予想外のものだったようです。アンディ・バイオ氏が今週初めに発見した内容はこうです。バイオ氏は自身のブログWaxy.comで、macOS内にサトシ・ナカモトのビットコインホワイトペーパーが隠されていることを発見したという記事を書いています。
「ビットコイン:ピアツーピアの電子キャッシュシステム」と題されたこの論文は、ビットコインの電子キャッシュシステムについて解説したもので、2008年に初版が発表されました。この論文は、2018年のMojave以降のmacOSに同梱されているようです。その理由は?確かなことは誰にも分かりません。バイオ氏は、この論文がテスト文書として使われたのではないかと推測しています。
バイオ氏によると、「ある情報筋」から、この紙はmacOSの将来のバージョンで削除される可能性があると聞いたそうです。もしこの紙を見たい方は、以下の手順を踏んでください。
ターミナル アプリ ( [アプリケーション] > [ユーティリティ]にあります) を開き、次のように入力します。
open /System/Library/Image\ Capture/Devices/VirtualScanner.app/Contents/Resources/simpledoc.pdf
ターミナルを使いたくない場合は、次の手順に従ってください。
- Finder で、[移動]メニューを開き、[フォルダへ移動]を選択します。
- 表示される「フォルダへ移動」に以下を入力します: /System/Library/Image Capture/Devices
- Returnキーを押します。FinderウィンドウにVirtualScannerアプリのアイコンが表示されます。
- VirtualScanner を Control キーを押しながらクリック (または右クリック) し、[パッケージの内容を表示]を選択します。
- Finderウィンドウに「Contents」フォルダが表示されるので、それを開いてください。
- リソースフォルダーを開きます。
- simpledoc.pdfという名前のファイルを開きます (またはクイック ルックを使用します) 。
以下の GIF は、ネストされたフォルダーを開いてホワイトペーパーに移動する長い方法を示しています。

鋳造所
長年の秘密
バイオ氏らは最近になってこのことを発見したが、ジョシュア・ディケンズ氏は2020年にこれについてツイートしていた。ディケンズ氏はまた、ビットコインのホワイトペーパーと同じフォルダにトーマス・ホークの写真に似た画像があることを指摘している。
謎なんだけど、なぜかMacにVirtual Scanner IIという画像キャプチャデバイスがあるんだけど、あれってどういうわけか「clustershot」の@thomashawkさんの写真によく似たペイントされた看板のプレビューが表示されるんだけど、正確には違うんだよね。スキャンしたものの方が風化してるように見える。pic.twitter.com/jPb5kx3NyS
— ジョシュ・D(@schwa23)2020年11月28日
VirtualScannerはmacOSの隠された謎の一つに過ぎません。macOS Ventura 13.3の謎も解明できればいいのですが…
著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター
ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。