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開発者はWindows 11をiPadで実行できるようにしたが、なぜそうしたいのかは分からない。

iPad Windows エミュレータ

画像: Apple

最近の報道によると、AppleはiPadOS 19でUIの強化を計画しており、iPadのウィンドウ管理がMacに少し近づく可能性があるとのことです。しかし、iPadOS 19のリリースが9月まで待てないのであれば、Microsoft Windowsに切り替えるのも選択肢の一つです。

NTDEVという開発者が、M2 iPad AirでWindows 11を実行する方法を発見しました。実装には、iPadにサイドロードされたUTMというアプリを使用します(EUでは、EUのデジタル市場法により、サイドロードが許可されています)。UTMは、iPad上でWindows 11を実行するJITエミュレーターを実行するために使われます。NTDEVがYouTubeに投稿した動画で、この動作を確認できます。

iPadでWindows 11を8分以上も見たくない(起動に時間がかかりすぎるという方は、NTDEVがXで「実際にはかなりまともに動作する」と述べているので、そちらを試してみてください。Windows Latestによると、NTDEVはTiny 11で作成された「Windows 11のスリム版」を使用しており、「ブロートウェアなしでオペレーティングシステムをインストール」するとのこと(正直に言うと、「ブロートウェア」という言葉に思わず笑ってしまいました)。

NTDEVのクールなデモは魅力的ですが、なぜだろう?と疑問に思うかもしれません。MicrosoftはSurface 2-in-1 PCという、Windowsをはるかに効率的に実行でき、タッチスクリーンUIも備えた製品を作っています。それなのに、iPadでWindowsを使うのはなぜでしょうか?NTDEVのXプロフィールには「試してみれば、皆さんが試さなくても済むようになります」と書かれており、まさにその通りです。でも、どうしても「試さなければならない」という場合は、Windows Latestのレポートの最後に手順が載っています。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。