
Twitterのダイレクトメッセージ、ビジネスメールの受信トレイへの新着メール、特定のトピックに関する速報ニュースなど、緊急の通知が重要な場合があります。BoxcarはiOSデバイス、そして最近ではWebでも人気の通知ダッシュボードですが、今回Macでも最新情報をお届けできるようになりました。
Boxcarは、独自の通知機能と「受信トレイ」アプローチをメニューバーユーティリティとしてMacに提供します。Boxcarでは以前から、メール、Twitter、Twitter検索キーワード、位置情報チェックイン、Google VoiceのSMSとボイスメール、昔ながらのRSSフィードなど、様々なサービスのアラートを追加・カスタマイズする機能を提供してきました。これらのアラートは、Boxcarに登録した各デバイスに送信されます(ただし、特定の時間帯に通知を受信されたくない場合には、通知を消音する時間を設定することも可能)。そして今回、Macもその対象となりました。
BoxcarのMacクライアントはまだベータ版なので、公式リリースはまだ完了していません。例えば、BoxcarのメニューバーアイコンからTwitterメッセージに返信することはできますが、新しいサービスを追加するにはブラウザを開くか、iOSデバイスを使わなければなりません。
BoxcarはMac上でオープンソースの通知システムGrowlの真の競合となる可能性が高いものの、この初期ベータ版ではアラートの表示にGrowlが使われているという事実には、皮肉な面もあります(ストリーム間のやり取りを楽しむために、MacのGrowlアラートをBoxcar経由でiOSデバイスにパイプすることも可能です)。しかし、BoxcarのCEOであるJonathan George氏はMacworldに対し、将来のBoxcarベータ版ではGrowlは削除され、自社開発のアラート表示インターフェースが採用される予定だと述べました。
ジョージ氏はMacworldに対し、BoxcarのMacクライアントのアラート処理や登録済みデバイスとの連携をよりスマートにすることを計画していると語った。例えば、Macのスクリーンセーバーが起動すると、そのデバイスではアラートを消音しつつ、iPhoneにはアラートを送信し続けるといったことが可能になる。
BoxcarはiOSデバイスとMacの両方で無料で利用できますが、iOS版では広告を非表示にするために5ドルのアプリ内課金オプションがあります。ジョージ氏は、Boxcarが近々いくつかの収益化プランを発表すると示唆しましたが、「複数のデバイスでメッセージを受信するなどのBoxcarのコアサービスは今後も無料です」と明言しました。