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独自のMacサーバーを運用すべき4つの理由と、運用すべきでない4つの理由

自宅では20年近くMacをサーバーとして使い続けています。その間、ハードウェアは(記憶している限りでは少なくとも4回)変更され、求められる作業も劇的に変化しました。しかし、これほどの変化があったにもかかわらず、自宅にサーバーがあることは常に役立ってきました。

とはいえ、Macサーバーを運用するのは誰にでもできるわけではありません。最近では、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスが、コンピューターのほとんどの機能を低コストで、よりシンプルな操作で提供できるようになっています。つまり、複雑だということです。

ホームサーバーを持つ理由は何ですか? 

いつでも使えるコンピューターがあるととても便利です。例えば、ステレオやテレビで再生したい音楽や動画などのメディアファイルが大量にあるとします。

十分な容量のディスクがコンピューターに接続されている場合は、古いファイルを保存する場所にもなります。特に、大容量の回転式ディスク ドライブではなく、より小型のフラッシュ ドライブを備えた新しい Mac を使用している場合はそうです。

また、CrashPlan や Backblaze などのオンライン バックアップ サービスを使用すると、Mac をバックアップでき、貴重なファイルもすべてバックアップされます。

最後に、自宅のインターネット接続が遅かったり、不安定だったり、従量制だったりする場合は、ホームサーバーがあれば、特に音楽や映画などのコンテンツをストックしておき、いつでも視聴できるようになります。誰もがHD動画を問題なくストリーミングできるわけではありません。

Macサーバーを使用する理由

使い慣れているかどうか: Macユーザーなら、Macの使い方はご存知でしょう。ファイルやフォルダの共有、iTunesの使い方など、基本的な操作はご存知でしょう。NASはOS Xを実行できません。Webページから管理する必要があり、トラブルが発生した場合は、すぐに慣れないトラブルシューティングの世界に足を踏み入れ、イライラさせられるかもしれません。 

入手性: Macサーバーハードウェアの最適な入手先の一つは、既にお持ちの古いMacです。私の最初の2台のMacサーバーは、どちらもお下がりのPower Macでした。新しいモデルを購入した後、古い方はクローゼットにしまい込み、その後数年間サーバーとして活躍してくれました。古いiMac、Mac mini、あるいはノートパソコンでも、ほとんど、あるいは全く投資することなくサーバーとして活用できます。

マックミニ

この古い Mac mini が新しいサーバーになるかもしれません。

互換性:保護されたiTunesコンテンツ(テレビ番組や映画など)をMac、iOSデバイス、またはApple TVに配信したい場合、ネットワーク上のどこかでiTunesが動作するMacを使うのが唯一の公式な方法です。また、多くのソフトウェアやハードウェアは、ストレージデバイスではなくコンピューターで動作するように設計されている点も注意が必要です。

柔軟性: AppleはOS Xを絶えずアップグレードしており、ほとんどの最新ハードウェアもそれに追随しています。アプリも新機能に対応するために常にアップデートされています。私の自宅の天気予報ステーションには、アップデートされることもなく動作もひどい、奇妙なJavaベースのソフトウェアが付属していましたが、はるかに優れたMacネイティブソフトウェアに簡単に置き換えることができました。 

NAS のような組み込みシステムは更新が難しく、短期間でメーカーが新しいモデルに切り替えることもあります。

Macサーバーを使わない理由 

価格:例えば、Amazonでは2ディスク構成のSynologyアレイを263ドルで購入できます。4ディスクモデルは450ドルです。これは最も安いMacよりも安い価格です。サーバーとして使用できるMacをお持ちでない場合は、NASを購入するだけで大​​幅に節約できます。

シノロジー

これらを購入する方が Mac を購入するよりも安価です。 

エネルギー: Macサーバーを常時稼働させると、特に外付けハードドライブを接続している場合は、かなりの電力を消費します。最近のNASデバイスのほとんどは、電力効率に配慮して設計されています。実測はしていませんが、DroboとMac miniの組み合わせを捨てて、消費電力の少ないNAS 1台に置き換えれば、消費電力は大幅に削減できると思います。 

追加デバイス:普段からMacを使っている場合は、専用のデバイスを用意するのではなく、常に電源を入れたままにして「家庭用サーバー」として使うのも良いでしょう。あるいは、動画を見たり音楽を聴いたりしたい時に電源を入れるように設定するのも良いでしょう。 

さらにジャンク: Macはキーボードやモニターを接続せずに使えるので、サーバーはごくわずかなスペースしか占有しません。しかし、例えばiMacを持っていると、大きな画面しか使えません。どこかに置かなければならず、家の中が散らかるだけです。 

総じて、自宅にMacサーバーがあって本当に良かったと思っています。もし今ゼロから始めるならNASを検討するかもしれませんが、Macで使っている全ての用途、特に自宅の天気予報ステーションへの接続には対応していないのではないかと思います。いずれにせよ、サーバーを手元に置いておくのは非常に便利です。だからこそ、使い始めて20年経った今でもサーバーを使っているのです。