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軽い読書:Spring Designs Alex電子書籍リーダー

編集者注: 以下の記事は、PCWorld.com の Today @ PC World ブログから転載したものです。

Spring DesignsのAlex電子書籍リーダーがCES 2010に出展されるまでの道のりは、控えめに言っても波乱万丈でした。2009年10月にAlexがGoogle Android OSを搭載すると発表した翌日、Barnes & NobleはAlexと同様に2画面とAndroid OSを搭載したNook電子書籍リーダーを発表しました。それから3ヶ月、少なくとも1件の訴訟の危機を乗り越え、ついにAlexはCESに登場しました。

Spring Designsの349ドルのAlexをじっくりと使ってみて、同社の電子書籍リーダーへのアプローチの多くを高く評価するようになりました。ディスプレイは最大でもなければ、最も色鮮やかなわけでもありません。しかし、非常に使いやすく、統合性に優れた液晶画面(Android搭載)を備えており、Web上のあらゆる場所で閲覧したコンテンツを電子書籍リーダーに取り込める機能は、このモデルに競合製品に対する独自の優位性を与えています。さらに、コンテンツ取得に関してBordersとの提携を発表していることも加えると、これは私がこれまで見てきた中で最も将来が期待できるモデルの一つと言えるでしょう。

Alexのメインディスプレイは、Amazon Kindle 2やBarnes & Noble Nookと同じ6インチのE-Inkディスプレイです。上部にはミニUSBポートと2.5mmヘッドホンジャック(携帯電話で使用されているものと似ていますが、将来のバージョンでは標準的な3.5mmジャックに置き換えられる可能性があります)があります。背面には取り外し可能なMicroSDカードスロットが内蔵されており、2GBの内蔵フラッシュメモリストレージを拡張できますが、アクセスにはある程度の器用さ(と長い爪)が必要です。

サブディスプレイは3.5インチ、320 x 240ピクセルのQVGA LCDタッチスクリーンで、Android 1.6(Cupcake)を搭載しています。ただし、セルラー機能とGPS機能は搭載されていません。カラーディスプレイなので、Alexのウェブブラウジング機能のほとんどはここで行われます。

このディスプレイはAlexのメイン入力デバイスでもあります。メインのライブラリ画面から書籍内を移動したり、目次をナビゲートしたり、ブックマークや注釈を追加したり、音声メモを録音したり、Android標準の音楽プレーヤーとAlexの2つの内蔵スピーカーを使って読書用の音楽を聴いたりできます。画面の両側にあるハードウェアボタンでページめくり機能を操作できます。

2 月 22 日に出荷される Alex の詳細については、引き続きご注目ください。

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