本日ご紹介するMac Gemはシンプルなものですが、開発者、Boot Campを頻繁に利用するユーザー、そしてMacを異なる起動ボリュームから定期的に起動するすべての人にとってきっと役立つでしょう。数年前、私はBootChampというユーティリティを紹介しました。これは、システム環境設定を開いて起動ディスクを恒久的に変更したり、再起動時にOptionキーを押し続けてOS Xの起動マネージャが表示されるのを待ったりすることなく、Intel MacをBoot Campで再起動できるユーティリティです。

Mac OS X と Windows の起動を頻繁に切り替えたり、異なる OS X 起動ボリューム間を頻繁に切り替えたりする場合は、 QuickBoot を使用する方がさらに良い選択肢です。 QuickBoot は、起動可能なボリュームと各ボリュームに含まれる OS をすべて一覧表示するシステム全体のメニューを提供します。 (Mac OS X の場合、メニューには特定のバージョン番号が表示されます。ビルド番号を表示するオプションもあります。ただし、Windows の場合は、該当するメニュー項目には単にWindowsと表示されます)。メニューからボリュームを選択し、プロンプトが表示されたら管理者レベルのユーザー名とパスワードを入力すると、選択したボリュームを起動ディスクとして Mac が再起動します。
QuickBoot で貴重なメニューバーのスペースを無駄にしたくない場合は、標準プログラムとしてDockに表示され、起動可能なボリュームをすべて一覧表示するMac OS X標準ウィンドウを開くこともできます。この方法の利点の一つは、選択したボリュームを使用してすぐに再起動するか、後で(次回の再起動時に)再起動するかを選択できることです。
BootChamp と同様に、システム環境設定の「起動」パネルを使用する場合と比べて、起動ディスクの設定が永続的に変更されないという利点もあります。そのため、次回通常起動時にデフォルトの起動ボリュームが使用されるのです。(この動作は気に入っていますが、例えば Option キーを押しながらボリュームを選択するなどして、選択を「永続的」にするオプションがあれば便利です。)
QuickBoot にはいくつか小さな問題があることに気づきました。まず、起動可能なボリュームの名前を変更したり、ボリュームを取り出そうとした場合、QuickBoot を再起動しないとリストに変更が反映されません。また、QuickBoot のメニューにもウィンドウにも、どのボリュームが現在の起動ボリュームなのかが表示されません。これは、複数の起動ボリュームを頻繁に切り替える場合には重要な情報です。また、PowerPC Mac で QuickBoot を使用するとデフォルトの起動ボリュームが維持されないという報告も見ました。この機能は Intel Mac でのみ動作するようです。
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