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アップルは以前より少し多様性が増しているが、依然として白人男性が多い。

アップルは毎年、従業員の性別と人種の内訳を連邦政府に報告しており、最近発表された2015年の多様性に関する数字は同社の改善を示しているものの、従業員の大部分は依然として白人男性である。

Appleの従業員構成は現在、男性が69%、女性が31%で、2014年と比べて女性が1%増加しました。白人従業員の割合も減少し、全社に占める割合は55%から54%に減少しました。アジア系従業員の割合は15%から18%に、黒人従業員の割合は7%から8%に増加しました。同社によると、今年の新入社員はこれまで以上に多様性に富んでおり、全世界で女性が35%、米国では新入社員の19%がアジア系、13%がヒスパニック系、11%が黒人です。

リンゴの多様性 2015 りんご

2015 年のデータが示すように、Apple は徐々に多様性のある企業になりつつある。

同社の経営陣は依然として圧倒的に白人男性で、管理職の 72% が男性、63% が白人である。

Apple は、政府が収集した雇用機会均等の統計ではなく、独自の指標を使用することを好んでいます。

Appleはダイバーシティサイトで、「この文書は公開していますが、私たちの進捗状況を測る基準ではありません。EEO-1は、過去半世紀にわたる業界やアメリカの労働力の変化に対応できていません。このサイトの他の場所で報告している情報の方が、私たちのダイバーシティに向けた進捗状況をはるかに正確に反映していると考えています」と述べています。

背景: Appleの社内指標が、EEO-1報告書で政府が使用した指標とどのように異なるのかは明確ではないが、Apple自身の数値の方が同社のイメージをより良く示している。EEO-1報告書はテクノロジー企業全体の比較に役立つ。AppleはFacebookやGoogleよりも多様性の推進に取り組んでいるものの、Yahooほどではない。

また注目すべきは、アップルの取締役会が、同社の経営幹部と取締役会の多様性を高めるよう投資家に求める株主提案に反対を勧告したことだ。

「この提案は、取締役会に対し、経営陣と取締役会の多様性を高めるための迅速な採用方針の導入を求めるものです」と、取締役会は2月の株主総会に先立ち、委任状の中で述べた。「アップルは、当社の中核的価値観であるインクルージョンとダイバーシティへのコミットメントを株主に示すことになっており、この提案は過度の負担であり、必要ではないと考えています。」