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10.5 のプレビューで PDF 以外の画像に注釈を付ける

OS X 10.5 のプレビューには、前バージョン 10.4 に比べて優れた機能が追加されており、PDF への注釈機能も強化されています。つい最近まで知らなかったのですが、JPEG、TIFF、その他の PDF 以外の画像にも注釈を付けられるのです。まさかと思うかもしれません。なぜなら、プレビューで PDF 以外の画像を開くと、「ツール」→「注釈」メニューがアクティブな状態で、「注釈」以下のサブメニューがすべてグレー表示されるからです。アクティブでないメニュー項目はどうやって使えるのでしょうか?

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この場合、その質問への答えは「ツールバーの同じツールを使う」です。プレビューで「表示」→「ツールバーのカスタマイズ」を選択し、「注釈」ツールをツールバーにドラッグします。次に、JPEG、TIFF、PNGなどの画像ファイルを開きます。「注釈」メニューをクリックして押したままにすると、左の図のように、利用可能な4つの注釈を示すドロップダウンメニューが表示されます。使用したいツールを選択し、画像ファイル内でクリック&ドラッグするだけで注釈を追加できます。

注釈を配置した後でも、注釈を変更することもできます。図形注釈の場合は、マイナス (-) キーとイコール (=) キーを使って図形の線を細くしたり太くしたりできます。図形の色を変更するには、カラーピッカー (Shift + Command + C、または「表示」->「色の表示」) を表示します。使用したい色を選択すると、図形が選択した色に即座に変化します。

ノートツールを使用している場合は、カラーピッカーでノートのテキストの色を変更できます。フォントパネル(Command-T または「表示」->「フォントを表示」)を使ってフォントを変更することもできます。ノート内のテキストを選択し、使用するフォントとサイズを選択します。(マイナス記号とイコール記号を使ってノート内のフォントサイズを変更することもできます。)フォントパネル上部のボタン(下線、取り消し線、影など)も使用できるように見えるかもしれませんが、実際には使用できません。これらの機能は編集中に表示されますが、プレビュー文書内の他の場所をクリックするとすぐに消えてしまいます。

PDFに注釈を付ける場合、線の太さツールは使えませんし、注釈のフォントやサイズも変更できません。唯一できることは、カラーホイールを使ってPDF上の図形の色を変えることくらいです。(PDFで注釈が付けられない理由がよく分かりませんが、そうなのです。もし理由をご存知でしたら、ぜひご説明をお願いします。)

PDF 以外の画像を操作するときには注釈メニューが有効になっているはずで、これは単なるバグであり、将来のアップデートで修正されるものだと思います。そうでなければ、このような便利な機能をデフォルトのツールバーにないツールバー ボタンの背後に隠すのは奇妙に思えます。