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アップル共同創業者のウォズニアック氏、クラウドは近いうちに「恐ろしい問題」に直面するだろうと予想

アップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏は、マイク・デイジー氏のモノローグの特別公演の後に、クラウドに関する懸念について語った。

ウォズニアック氏は昨夜、デイジー氏による物議を醸したワンマンショー「スティーブ・ジョブズの苦悩と歓喜」の最後から2番目の公演の後にステージに上がり、観客との質疑応答に臨んだ。AFP通信によると、ウォズニアック氏はクラウドが「恐ろしい」ものになるだろうと考えていると明かした。

「あらゆるものがクラウドに移行することを本当に心配しています」とウォズニアック氏は語った。「恐ろしい事態になると思います。今後5年間で、多くの恐ろしい問題が発生するでしょう。」

「クラウドでは、何も所有できません。すでに契約で放棄したのです」とウォズニアック氏は続けた。「あらゆるものをウェブ、クラウドに移行すればするほど、私たちがコントロールできるものは少なくなっていくのです。」

デイジー氏は今年初め、アップルが中国の工場労働者を虐待していると非難する独白を行い、メディアの激しい批判を浴びた。従業員への虐待疑惑はニューヨーク・タイムズ紙で報じられ、その後「This American Lifer」のポッドキャストでも取り上げられたが、デイジー氏の主張の一部が捏造であることが判明し、このポッドキャストは撤回された。

昨夜、改訂版モノローグを披露した後、ウォズニアック氏はこう述べた。「私たち(市民と消費者)には発言権があることを知っています。(労働条件について)発言することはできますが、『フォックスコンが悪い』とか『アップルが悪い』とか言うことはできません。」

これに対してデイジー氏はこう答えた。「誰もが進化を経験するという事実についてはあなたの言うことは分かりますが、私たちがそこに仕事をもたらしたという意味で、その進化が自然なものだったわけではありません。」

ウォズニアック氏は、7月に行われたファンとのQ&Aセッションで、クラウドに関する懸念を以前にも表明している。「クラウド上のものは何も所有していません」と彼は述べた。「おそらく権利は放棄したでしょう。これは、ユーザーが購入して所有するのではなく、ライセンス供与(独占企業には最適)へと移行する動きです。所有権がないため、予告なく消えたり、変更されたりする可能性があるのです。」

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