
画像: Chipolo
AppleのAirTagは、持ち物(時には人さえも)を追跡するための人気アクセサリーとなっているが、その分厚い円盤型のため、財布など一部のアイテムへの収納には不向きだ。(いや、ミレニアル世代の皆さん、デジタルApple Walletじゃないですよ。ご両親に聞いてみてください。)Chipoloは、標準的なスリーブに差し込めるカード型の追跡デバイス、Chipolo Card Spotを発表し、より適切な収納方法を提案した。
サードパーティ製のカード型トラッカーは以前から存在しており、Chipolo Card Spot は Chipolo Card という前身の製品があります。しかし、Card Spot は iOS と macOS の Apple の「探す」アプリと連携できる点で、より進化しています。「探す」アプリは Apple の膨大なユーザーベースを活用して、紛失したアイテムを探すのに役立ちます。しかも、このプロセスは暗号化され匿名化されているため、プライバシーは保護されます。
例えば、Chipolo Card Spotを財布に入れていたのに、カフェでポケットから落としてしまったとします。数ブロック先まで来て初めて財布がないことに気づきます。iPhoneで「探す」を起動し、アプリの「デバイス」セクションでChipolo Card Spotを探します。Card Spotが他のiPhoneに遭遇すると、それらのiPhoneは暗号化された匿名データを使用して、Card Spotの位置情報の情報をiCloudに送信します。うまくいけば、財布を取り戻すことができるかもしれません。
Chipolo Card Spotの価格は35ドル、2個パックは60ドルです。現在予約受付中で、発送は2月を予定しています。Chipoloトラッカーの仕組みについて詳しく知りたい方は、AirTagのような形状でCard Spotと同様に「探す」アプリと連携するChipolo One Spotのレビューをご覧ください。ChipoloはCard SpotとOne SpotがセットになったChipolo Sport Bundle(77ドル)も販売しています。
財布は苦手だけどバックパックは好き(もしくは財布とバックパックの両方に興味がある)なら、Targusの新しい「Cypress Hero Backpack with Find My Technology」をチェックしてみてください。このバックパックには、Appleの「Find My」アプリに対応したトラッカーが内蔵されています。今年の春夏に発売予定で、希望小売価格は149.99ドルです。
著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター
ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。