2022 年 1 月 12 日、Apple は iPhone、iPad、iPod touch 向けのマイナーアップデートと思われるものをリリースしましたが、iOS 15.2.1 と iPad OS 15.2.1 には重要なバグとセキュリティの修正が含まれています。
とりわけ、メッセージと CarPlay の問題は修正されていますが、最も重要な変更は HomeKit の深刻なセキュリティ問題に対処しています。
こちらの記事「HomeKitのバグによりiPhoneが使用不能になる可能性」で説明したように、セキュリティ研究者のTrevor Spiniolas氏は、HomeKitのセキュリティ上の欠陥を指摘しました。彼は、HomeKitデバイスの名前が変更されることでiPhoneやiPadがクラッシュし、ホームアプリが使用不能になる可能性があることに気付きました。
Appleは、デバイスへのリスクについて次のように説明しています。「影響:悪意を持って作成されたHomeKitアクセサリ名を処理すると、サービス拒否が発生する可能性があります。」また、「入力検証の強化により、リソース枯渇の問題が解決されました。」と述べています。iOS 15.2.1のセキュリティコンテンツの詳細については、こちらをご覧ください。
メッセージアプリの調整により、iCloudリンク経由で送信された写真の一部が読み込まれない問題が修正されました。CarPlayの問題は、一部のサードパーティ製アプリが正常に動作していなかったことに関連しています。
アップデートをインストールするには、設定アプリを開き、「一般」>「ソフトウェア・アップデート」に進みます。デバイスがアップデートを探し、ダウンロードしたらインストールできます。iPhoneのアップデートに関するより詳しいガイドについては、こちらをお読みください:iPhoneでiOSをアップデートする方法。
iOS 15 の最新バージョンと問題について、さらに詳しい情報をお届けします。また、iOS 15.3 で何が実現されるのか、さらに詳しく知りたい方もいるかもしれません。
著者: カレン・ハスラム、Macworld編集長
カレンはAppleの両陣営で経験を積み、20年以上前にMacworldに入社する前は、AppleのPR代理店で長年勤務していました。カレンのキャリアにおけるハイライトとしては、Appleのスティーブ・ウォズニアック氏へのインタビューや、BBCでスティーブ・ジョブズ氏の功績について議論したことなどが挙げられます。長年にわたりMacworldの英国版とオンライン版の編集に携わり、最近ではSEOとエバーグリーンコンテンツ、製品推奨と購入アドバイスに重点を置いています。