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SXSWのトリッピーなアートインスタレーション「インフィニティルーム」の内部
サウス・バイ・サウスウエストは単なるテクノロジーショーではありません。むしろアイデアショーであり、テクノロジーとアート、音楽、映画が創造的な方法で融合し、斬新なコンセプトを人々に伝える場です。
そうですね、インフィニティ・ルームの場合、人々を箱の中に引き込むことが目的だと思います。インフィニティ・ルームは、ミクストメディア・アーティストのレフィク・アナドルによるインスタレーションで、トリッピーな音響と映像を用いて無限の時間と空間の幻想を作り出しています。部屋は完全に閉ざされた箱で、四方の壁にはプロジェクターが設置され、床と天井には鏡が取り付けられているため、実際よりもはるかに広く感じられます。下を見ると少し不気味な感じがしました。まるで宙に浮いているようでした。
インフィニティ・ルームは、アナドル氏が現在行っている「一時的な没入型環境実験」の一環であり、鑑賞者が「意識の高次のレベル」に到達し、「肉体的な自己への意識が変容する」状態になることを支援するとされています。私自身が「変容」したかどうかは分かりませんが、私にとってこの空間はまさに瞑想的な空間でした。部屋の中では圧倒的な静けさを感じ、しばらくそこにいられたでしょう。まるで感覚遮断ポッドのようでした。(インフィニティ・ルームを訪れたのはオースティン滞在最終日だったので、もしかしたら本当に、本当に昼寝が必要だったのかもしれません。)
世界中の美術館やギャラリーには、様々なバージョンのインフィニティ・ルームが設置されています。機会があればぜひ訪れてみてください。または、上の動画を見て、この部屋がどのようなものなのかをより深く理解してください。
著者: Leah Yamshon、Macworld 寄稿者
Leah Yamshon は元 Macworld 編集者です。