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飲酒運転よりも、会話しながらの運転の方が悪いのでしょうか?

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運転中の会話

運転中に携帯電話で話す人を見ると本当に嫌になります。一度もそんなことをしたことがないと言い切れたらいいのですが、この研究結果を見て、二度とやらないと決めかねています。6月29日発行の「Human Factors: The Journal of the Human Factors and Ergonomics Society」誌に掲載された研究によると、運転中の携帯電話使用と飲酒運転による運転能力低下の程度は、実際にはかなり近いと結論づけられています。実際、携帯電話使用による運転能力低下は、飲酒運転よりも深刻な場合もあるのです。

研究者たちは、携帯電話を使用しているドライバーは運転速度が遅く、ブレーキも遅く、事故を起こす可能性も高いことを発見しました。実際、ペースカーに衝突した3人の参加者は、おしゃべりをしていました。飲酒運転のドライバーは誰も事故を起こしませんでした。

携帯電話の使用による妨害は常識のように思えますが、それを裏付ける研究があるのは良いことです。もしかしたら、これで携帯電話を置いて運転する人が増えるかもしれませんね。斬新な発想ですね。

残念ながら、この研究では、私が個人的に最も嫌いな事故を起こしやすい状態である「愚かな運転」はテストされていません。