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旅先でのオーディオブックの準備

読者のオリバー・マッケンジーさんはオーディオブックに夢中です。彼はこう書いています。

娘の春休みに長距離ドライブに出かけます。ドライブ中に聴きたいCDオーディオブックがいくつかあるのですが、車のCDプレーヤーが壊れてしまっています。理想としてはiPod touchにファイルを入れたいのですが、複数のディスクに分かれているので、1つのファイルにまとめたいと思っています。何か良い方法はありますか?

まず最初に、CDからトラックをリッピングする必要があります。iTunesが役立ちます。CDを挿入すると、iTunesが自動的に起動し、ディスクの内容が表示されます。すべてのトラックを選択し、ウィンドウの右上に表示されるオプションメニューから「CDトラックを結合」を選択してください。

「CDをインポート」ボタンをクリックすると、「インポート設定」ウィンドウが表示されます。標準のインポート設定(iTunes Plus設定、256kbpsのAAC形式)を使用すると、ファイルサイズが必要以上に大きくなります。代わりに、「設定」メニューから「ポッドキャスト音声」を選択し、「OK」をクリックしてください。これにより、音声コンテンツに十分な音質が得られ、ストレージ容量をあまり消費しません。iTunesはCDの内容を単一のオーディオファイルとしてリッピングします。オーディオブックセット内の各CDについて、この手順を繰り返します。

小さいオーディオブックファイルのインポート設定を変更する

これでCDからiTunesにファイルを取り込む作業は完了です。次のステップは、これらのファイルを1つのファイルに結合することです。AudacityやGarageBandなどのオーディオエディタでも可能ですが、少し複雑なので、iTunesとiPodでオーディオブックとして認識されるようにファイルをフォーマットする必要があります。

そこで、この作業を楽にするユーティリティをいくつかご紹介します。Doug Adams氏の7ドルのJoin Togetherはその一つです。iTunesで選択したトラックを(その名の通り)1つのファイルに結合できます。タイトル、著者、ジャンル、評価など、好きなタグを挿入したり、ファイルをオーディオブックとして指定したりすることも可能です。結合が完了すると、iPodで再生できるようになります。

もう一つ注目すべきユーティリティは、Splasmの5ドルのAudiobook Builderです。このツールはJoin Togetherよりも機能が充実しており、CDから直接トラックをインポートできるだけでなく、Finderからファイルを追加することもできます(iTunesからのトラックのインポートもサポートされています)。こちらもタグ付けをサポートしており、別のカバーアートを追加することもできます。