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ViTunesを使ってコマンドラインからiTunesを制御する

iTunesはボタンやアイコンが多すぎて、ちょっとグラフィックが多すぎるかもしれません。コンピュータに入力した文字だけでソフトウェアを操作していた時代を懐かしむ方、あるいはWebを閲覧する唯一の真の方法はiTunesを使うことだと主張する方にとってlynx、Daniel Choiの無料アプリViTunesはまさにシステム管理者にとって理想的なツールかもしれません。

ViTunes(ウェブサイトでは「ヴィーアイチューンズ」と発音すると親切にも説明されています)は、コマンドラインテキストエディタVimからiTunesを操作できるプラグインです。このプログラムは、開発者の言葉を借りれば「おそらく生産的な至福の状態」でVimで多くの時間を過ごす開発者を対象としています。アプリを終了して(なんてことにならないように)マウスやトラックパッドを使ってiTunesを操作する代わりに、Vim内でキーボードショートカットを押すだけで、iTunesライブラリを素早く操作したり、曲を再生したり、音量を調整したり、プレイリストを管理したり、AmazonのMP3ストアから音楽を購入したりすることができます。

ViTunesの他の機能としては、SSHセッションを介してiTunesをリモートコントロールする機能や、複数のユーザーが同じiTunesインスタンスをリモートコントロールする機能(ただし、多少の調整が必要です)などがあります。また、Macに加えてLinuxも使用している方にも便利です。LinuxマシンからiTunesライブラリをコントロールできるからです。

ViTunes をインストールするには、Mac OS X 10.6 Snow Leoaprd、Ruby 1.8.6 以上、Vim 7.2 以上、そして多少のコマンドライン知識が必要です。このプログラムに少しでも興味があるなら、おそらくすでにこれらの知識を持っているはずです。