報道によると、アップルはアジアの部品サプライヤーと協力して、テレビのいくつかのデザインをテストしているという。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、Appleのサプライヤーの匿名の情報筋を引用し、鴻海精密工業(通称フォックスコン)とシャープがテレビの開発で協力していると述べた。情報筋の一人は、このテレビは「まだ正式なプロジェクトではない。まだテストの初期段階だ」と述べた。
Apple CEO ティム・クック氏が最近のインタビューで、テレビは「非常に関心の高い」分野であると述べ、まるで宇宙家族ジェットソンのようだとほのめかしたことを受けて、Apple が 2013 年にテレビ市場参入に向けて準備を進めているのではないかという憶測が高まっている。

このニュースは、AppleがApple Televisionのデザインをまだ最終決定しておらず、潜在的なデザインの微調整とテストを続けていることを示唆している。「彼らは非常に高い基準を持ち、他人の考えを超えたことを成し遂げようとする意欲を持つ人々です」とクック氏は述べた。「そして、その野心と欲求、そして卓越性への情熱こそが、新しいものを生み出す可能性をさらに高めているのだと思います」
しかし、この報告書では、Appleは「数年にわたってさまざまなテレビのプロトタイプをテストしてきた」とも述べており、Appleは通常、外部のサプライヤーと協力する前に社内で製品のテストと開発を行っているという。
このテレビは、Facetime 統合、内蔵インターネット サービス、独自のインターフェースを備えた大型の高解像度テレビになると予想されています。
フォックスコンがテレビ事業に関与しているのは、同社がAppleの製品ラインの多くを製造していることを考えると、驚くべきことではありません。会長の郭台銘(テリー・ゴウ)氏は最近、かつてシャープが所有していた日本の液晶ディスプレイ工場に投資しました。現段階でシャープが関与しているのは少々意外ですが、売却後のディスプレイ製造プロセスにおいて、シャープがフォックスコンを支援している可能性があります。
両社が最近、特に未発表の製品に関して法廷闘争を繰り広げていることを考えると、アップルがライバルのディスプレイ製造会社サムスンと協力する可能性は低い。
AppleがApple TVの発売をいつ検討しているのかは議論の余地がある。Appleがまだデザインを完成させていないことから、2013年後半になる可能性が示唆されている。しかし、Appleは一度方針を決定すれば、非常に迅速に行動できることで知られている。
参照:FaceTime:Apple Televisionのキラー機能