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より良いマクロを構築する

読者のニック・フェルプスさんは、動作するマクロの作成に苦労しています。彼はこう書いています。

マクロユーティリティを使って一連のアクションをトリガーしているのですが、うまく動作しません。マクロを記録すると、ほとんどのアクションが特定の場所のクリックとして認識されてしまい、ウィンドウが移動したりメニューが変更されたりするとマクロが失敗してしまうのです。うまく動作するマクロを作成するためのヒントはありますか?

私がお勧めする主なヒントは、Keyboard MaestroやQuicKeysなどのツールを使ってマクロを作成する場合でも、Automatorワークフローを使う場合でも、「ここをクリック」という操作よりもキーボードコマンドを実行する方がはるかに効果的だということです。おっしゃる通り、何かが動いてしまったら、もうどうしようもありません。

マクロアプリケーションにはメニューコマンドを識別して実行するオプションがありますが、特にサブメニュー内のコマンドでは、コマンドが識別されない状況に遭遇することがあります。しかし、解決策を見つけました(解決策の例を以下に示します)。

私の解決策は、アプリケーション内でコマンドにキーボードショートカットを割り当てるか(Microsoft Wordなど、アプリケーションで割り当て可能な場合)、キーボードのシステム環境設定から追加することです。後者の場合は、システム環境設定を起動し、「キーボード」を選択して「キーボードショートカット」タブをクリックします。「アプリケーションショートカット」エントリを選択し、「プラス(+)」ボタンをクリックします。表示されるシートの「アプリケーション」ポップアップメニューから、キーボードショートカットを追加したいアプリケーションを選択します(リストに表示されない場合は、リストの下部にある「その他」を選択し、目的のアプリケーションに移動します)。「メインタイトル」フィールドに、コマンドの正確な名前を入力します。最後に、「キーボードショートカット」フィールドをクリックし、キーの組み合わせを入力して「追加」をクリックします。

カスタムキーボードショートカットを使用したKeyboard Maestroマクロ

次に、マクロに場所をクリックさせたり、サブメニューに埋め込まれたコマンドを選択させたりするのではなく、作成したキーボード ショートカットを選択して、マクロまたはワークフローの構築に取り掛かります。