87
M3 MacBook Proはソフトウェアアップデートによりマルチディスプレイ対応となる

Macbook Pro 14インチ M3

画像: 鋳造所

新しいM3 MacBook Airの発表には、ちょっとした驚きがありました。ラップトップを閉じた状態で2台の外部ディスプレイを使用できるのです。これは、新しいAirと同じチップを搭載した現行のエントリーレベルのMacBook Proを含む、他のすべてのM1、M2、M3 MacBookがシングルディスプレイしかサポートしていないのとは一線を画しています。

しかし、状況は変わります。9to5MacはAppleに確認したところ、M3 MacBook Proはソフトウェアアップデートをリリースし、M3 MacBook Airと同様の外部ディスプレイサポートが可能になるとのことです。ソフトウェアアップデートのリリース時期については詳細は明らかにされていません。AppleはmacOS Sonoma 14.4アップデートのリリースを間近に控えていますが、新しいディスプレイサポートがその中に含まれるかどうかは不明です。

AppleのMシリーズベースチップ(M1、M2、M3)を搭載したこれまでのMacは、常に合計2台のディスプレイをサポートしていました。しかし、Mac miniには2台のディスプレイを接続できるものの、iMacやMacBookでは内蔵ディスプレイが接続対象でした。今回のアップデートにより、MacBookを閉じた状態でも2台のディスプレイを同時に使用できるようになります。ただし、蓋を開けると、2台のディスプレイのうち1台の電源が切れます。

外部ディスプレイを2台接続し、ノートパソコンのディスプレイをアクティブにしたい場合(合計3台のディスプレイ)、少なくともM3 Pro MacBook Proが必要です。外部ディスプレイを4台使用したい場合は、M3 Max MacBook Proが必要です。M1、M2、またはM3 MacBookに2台以上の外部ディスプレイを接続する方法については、こちらのガイドをご覧ください。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。