
最近の Koobface/Boonana の脅威に続いて、Sophos、ESET、Trend Micro はいずれも Mac 用の新しいセキュリティ ソフトウェア製品をリリースしました。
企業向けセキュリティ製品に注力するSophosが、Sophos Anti-Virus for Mac Home Editionをリリースしました。(このフレーズを3回素早く言ってみてください。挑戦してみてください。)これは、ウイルス、トロイの木馬、ワーム(Windows向けに設計されたものも含む)からの保護を約束する、Mac向けの新しい無料ウイルス対策クライアントです。
家庭、ビジネス、モバイルデバイス向けに様々なセキュリティ製品を展開するESETは、Macクライアントを近々リリースすると発表しました。ESET Cybersecurity for Macは、ESET NOD32 Antivirus 4 for Windowsの類似製品と言えるでしょう。Windows版と同様に、Macクライアントは年間サブスクリプション、USBやCD/DVDドライブなどのハードウェアの使用をブロックする機能、報告ファイルの送信システムなどを提供します。「人間的要素がしばしば最も脆弱な要素となる」という認識に基づき、ESETはユーザーが自ら問題を解決できるよう、Macクライアントからのみアクセスできる教育リソースも提供しています。
同社はまた、ESET NOD32 Antivirus Business Edition for Macをリリースしました。これは、企業向けのセキュリティ規制に準拠したクライアントで、IT管理者がWindowsおよびLinuxクライアントに加えてMacクライアントも監視できるようになります。ESET Cybersecurity for Macのホームエディションは、11月下旬にオンラインおよびApple Storeで40ドルで販売開始予定です。ビジネスユーザーは価格についてESETにお問い合わせください。
トレンドマイクロは、中小企業向けネットワークベースセキュリティソリューションの新バージョン「Worry-Free Business Security 7」を発表しました。この最新版は、Macクライアントを保護します。
他のMacセキュリティベンダーも認めざるを得ない状況にあるように、これら3社はいずれも、Macマルウェアは技術的には実現可能ではあるものの、その脅威は必ずしも即時的または広範囲に及ぶものではないことを認めています。例えば、Sophosはセールストークの一部として、トロイの木馬を仕込んだ海賊版iWork '09インストーラーのような、差し迫った脅威ではない事例を挙げています。一方、Trend Microは、AppleでさえMacユーザーは何らかのマルウェア検出ソフトウェアを携帯すべきだと述べていることを改めて強調しています。