今日、Google の iPhone 用アップデート版 Google Mobile アプリ (iTunes リンク) を試用してみたところ、まず驚いたのは、ユーザー インターフェースの面でも動作の面でも、Google が新しい音声認識機能をいかにうまく実装しているかということでした。

もしまだ試していないなら(本当にクールなので、ぜひ試してみてください)、このアプリはiPhoneを耳に当てるとすぐに音声認識を自動的に開始します(もちろんアプリは起動した状態で)。iPhoneに向かって話しかけ、耳から外すと、アプリはあなたの言葉を非常に正確に認識し、すぐに検索結果を表示します。
本当にうまく機能します。だからこそ、これがスマートフォン本体の機能ではなく、Googleのアプリで初めて見られることに驚きました。
物理キーボードがなく、ハードウェアコントロールも最小限しかないタッチスクリーン式のデバイスであるiPhoneの大きな問題の一つは、画面を見なければほぼ操作できないことです。さらに音声認識機能もないため、操作はさらに困難です。
しかし、Googleが音声制御を実現できるのなら、なぜAppleは実現できないのでしょうか? こんなのはどうでしょう。ホーム画面が表示されている時に電話がかかっていない状態で電話を耳に当てると、すぐに音声認識が起動し、話しかけた連絡先や電話番号にダイヤルされるはずです。
イヤホンを装着した状態で、小さなリモコンを長押しすることでも同じ操作が可能になり、運転中に誰かに電話をかけるのがさらに簡単になります。しかも事故を起こすことなく。そして、音声認識機能をサポートするすべてのBluetoothヘッドセットがiPhoneでも使えるようになれば、iPhone上で完全な音声ダイヤルシステムが完成します。
音声ダイヤル機能の欠如は、iPhoneの膨大な機能リストの中でも、最も甚だしい欠落機能の一つです。コピー&ペースト機能の欠如を補うために少し余計な入力が必要になるのは仕方ありませんし、動画撮影のためにフリップ・ミノを買ったりもできます。しかし、iPhoneはそもそも電話機です。名前の通りです。ですから、価値のある電話機であれば、画面を見なくてもダイヤルできるはずです。Googleがそれを実現できるなら、Appleもきっとできるはずです。