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Apple、サードパーティ製アプリの統合、バッチ共有などを備えたFinal Cut Pro Xをアップデート

Appleは木曜日、同社のプロ向けビデオエディタ「Final Cut Pro X」のメジャーアップデートとなるバージョン10.4.4をリリースしました。Mac App Storeから入手可能で、大きな変更点は、サードパーティ製アプリやサービスに直接アクセスできるワークフロー拡張機能が新たに追加されたことです。

Apple はアップデートの発表の中で、Final Cut Pro X ユーザーが利用できるようになった 3 つのワークフロー拡張機能を強調しました。

  • Frame.io は、チームのコラボレーション、レビュー、承認のためのサービスです。

  • FCP プロジェクトで使用するためのストック ビデオや写真にアクセスするための Shutterstock。

  • メディア資産管理用の CatDV。

その他の新機能

Final Cut Pro Xには、新しいワークフロー拡張機能に加えて、ユーザーからの要望に応えて開発されたいくつかの新機能が搭載されています。具体的には以下のとおりです。

  • バッチ共有機能では、複数のクリップやプロジェクトを1ステップでエクスポートできます。これは、現場での制作において、すぐに結果が必要な場合や、プロジェクトの複数のバージョンが必要な場合に役立ちます。
  • ドラッグアンドドロップによるビデオノイズ低減効果。
  • ユーザーがカラーグレーディング中に比較を実行できる比較ビューア。
  • 色分けされた、サイズ変更可能なフローティングタイムコードウィンドウ。
  • SRT 形式のクローズド キャプション。
  • マーキー選択が改善されました。
ファイナルカットプロXタイムコード りんご

Final Cut Pro X 10.4.4 には、新しいフローティング タイムコード ウィンドウがあります。

CompressorとMotionのアップデート

AppleのCompressor(Mac App Storeへのリンク)アプリもバージョン4.4.2にアップデートされ、32ビット形式との下位互換性を備えた64ビットアプリになりました。その他のアップデートには、SRTクローズドキャプション形式のサポート、ソースメディアに合わせたMXFおよびQuickTime設定の自動設定などが含まれます。

Motion 5.4.2 (Mac App Store リンク) の新機能には、高度なカラー グレーディング、Comic および Tiny Planet フィルター、Core Text Engine が含まれます。