89
Appleは20年以上続いたmacOS Serverをひっそりと廃止

OSX Server ロゴ

画像: Apple

導入から20年以上が経ち、AppleはmacOS Serverのサポート終了をひっそりと発表しました。macOS Serverの終了は、1999年3月16日の導入からわずか23年余りで実現しました。macOS Serverの最終バージョンは5.12.2です。

macOS Serverの後期には、Appleは段階的な廃止の一環として、多くの機能をmacOSに組み込みました。例えば、File Server、Caching Server、Time Machine ServerはmacOS High Sierraに含まれていました。Xsan(Appleのストレージガレージネットワーク/クラスタ化ファイルシステム)を管理するためのコマンドラインツールは、macOS Big Surに含まれていました。Appleは、廃止を発表するサポートドキュメントで、利用可能なサービスと機能について説明しています。

このソフトウェアは、Mac miniでホームサーバーを安価に構築できる手段だった時代がありましたが、Appleはバージョン5.71以降、多くの機能を削除しており、サポートドキュメントには、削除された機能がmacOSに存在しない場合の代替機能がリストされています。macOS Serverの終了に伴い、管理者が置き換える必要のある残りの機能は、モバイルデバイス管理(MDM)用のプロファイルマネージャです。AppleはMDMソリューションの選択に役立つドキュメントを公開しています。

著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター

ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。