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HTC、最新Google AndroidスマートフォンHeroに新顔を搭載

スマートフォン開発会社ハイテク・コンピュータ(HTC)は、Google Androidソフトウェアを搭載した最新スマートフォンHTC Heroのユーザーインターフェースを完全に刷新し、ユーザーに端末のソフトウェアを気に入ってもらうことを企業が重視していることを強調した。

HTC Hero端末のHTC Senseユーザーインターフェース

HTCの新しいUIソフトウェアは、時計のスタイルの選択から、Wi-Fiスイッチ、天気計、Twitterフィードや友人のFacebookステータスのウィジェットなど、最もよく使う機能をホーム画面に配置することまで、ユーザーが自分のニーズに合わせて端末をカスタマイズできるように設計されています。このソフトウェアでは、仕事、家族、遊びなど、生活のさまざまな側面に合わせて数十もの画面をカスタマイズし、タッチスクリーンを数回タップするだけで操作できます。

「私たちは3年間この製品を開発してきました」と、HTCの最高マーケティング責任者であるジョン・ワン氏は電話インタビューで語った。「ユーザー体験を豊かにし、パーソナルで便利なものにし、ユーザーに喜びの瞬間を提供することが目的です。」

同社はこの新ソフトウェアを「HTC Sense」と名付け、HTC HeroをはじめとするHTCの全携帯電話製品に導入される予定です。同社はMicrosoft Windows Mobileスマートフォンの世界最大のメーカーであり、このソフトウェアを搭載した端末は将来的にHTC Senseも搭載される予定です。

HTC Heroは、T-MobileがG1として販売しているHTC DreamとHTC Magicに続く、同社3番目のAndroid携帯電話だ。(T-MobileがmyTouchとしてブランド名を変更したHTC Magicは、来月米国で発売される。)

デュアルモード WCDMA/GSM スマートフォンには、320×480 ピクセル解像度の 3.2 インチ タッチスクリーン、5 メガピクセルのオートフォーカス カメラ、拡張可能な MicroSD メモリ カード スロット、GPS、デジタル コンパス、3.5 mm ステレオ ヘッドセット ジャックが搭載されています。

HTCは過去に、特に初代Diamondシリーズで端末に指紋が付着する問題を抱えていたため、新型スマートフォンには指紋防止スクリーンとテフロンコーティングが施されている。同社によると、テフロンコーティングは耐久性を向上させ、端末に柔らかな感触を与えるために設計されたという。

このデバイスには検索ボタンも搭載されており、インターネットや連絡先リスト、メールの検索だけでなく、企業が取り組んでいるようなリアルタイム検索であるTwitter経由の検索も可能だ。HTCはこの技術の出所についてはすぐには明らかにしなかったが、HTC Heroに搭載されているAndroidソフトウェアは、インターネット検索のリーダーであるGoogleのものだ。リアルタイム検索は新たな可能性を開く。Twitterは、海で一日過ごそうか午後にサーフィンしようかと考えている人にとって、ビーチの混雑状況や波の高さなどの最新情報を提供してくれる。また、今日のスキー場には新雪があるか、講演会やコンサートは今行く価値があるかなど、人々がTwitterを通じてリアルタイムでそういったデータを送信しているからだ。

HTC Heroは7月にヨーロッパで発売され、アジアでは夏後半に発売される予定。北米版は今年後半に発売される予定だと同社は発表した。