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AppleのiWatchまで3年待ち?

Appleのスマートウォッチに関する憶測がここ数週間飛び交っているが、新たな報道によると、いわゆるiWatchに使われることが予想されるフレキシブルディスプレイは、あと3年は準備が整わないとのことだ。

本日、ブルームバーグは、AppleのiPhoneに使用されているGorilla Glassを製造しているコーニング社が、新しいフレキシブルなWillow Glassが少なくとも2016年までは消費者向け製品に採用されないと予想していることを明らかにした。

コーニング・ガラス・テクノロジー社のジェームズ・クラッピン社長は木曜日、北京でのインタビューでこう述べた。「人々はガラスを巻くことに慣れていません。それを製品に利用する能力は限られています。」

クラッピン氏は、同社は「非常に有名な」顧客に新しいガラスの使い方を教えるために「多大な努力」を注いでいるとし、ウィローガラスは今年、太陽光パネルの後ろの柔軟なバリアやタッチパネルの後ろの薄いフィルムなど、いくつかのシンプルな製品に使用される可能性があると付け加えた。

 

参照:Apple iWatchの発売日、噂、リーク画像

コーニング社がウィローガラスを使ってiWatchを作る可能性についてアップル社と話し合ったかとの質問に対し、クラッピン氏はコメントを控えた。

このニュースは、今年に入ってAppleによる複数の特許出願など、数々の証拠に裏付けられて大きく盛り上がってきたiWatchの噂に水を差すものとなった。実際、2月21日にはAppleの新たな特許出願が公開され、同社が手首に装着してスマートウォッチとして機能するフレキシブルディスプレイを搭載したウェアラブルコンピュータを検討していることが明らかになった。

2月初め、ブルームバーグは、Appleがスマートウォッチの開発に100人のチームを擁していると主張し、ウォールストリート・ジャーナルとニューヨーク・タイムズも、Appleが将来の成長に向けて新たな製品分野に目を向け、スマートフォンの機能も備えた腕時計のようなウェアラブルデバイスの開発に取り組んでいると示唆した。

それだけでは不十分だとすれば、今週の年次株主総会でAppleのCEOティム・クック氏が同社が新しい製品カテゴリーに取り組んでいると発言し、iWatchの噂に火をつけた。

読者に、もし同社が実際にスマートウォッチを発売したらそれを購入するかどうか尋ねたところ、3人に1人が購入すると答え、44パーセントは必要ないという結果になった。