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フォックスコン、自殺した遺族に補償

AP通信によると、台湾に拠点を置くフォックスコン・テクノロジー・グループは、先週自殺した中国人従業員の遺族に補償金を支払うことに同意した。報道によると、フォックスコンは25歳の男性、孫丹勇氏を、自身が担当していたiPhoneの試作品の紛失事件について尋問したという。

孫氏の両親は、36万元(約5万2700ドル)の補償金に加え、どちらかが生存している限り、毎年3万元(4400ドル)の補償金を受け取る予定だと報じられている。一方、フォックスコンはこの悲劇について謝罪し、孫氏を尋問した警備員を停職処分とした。一部報道によると、孫氏への尋問には社内警備員による虐待が含まれていたとされており、同社はこの件を中国警察に捜査を委託している。

iPodやiPhoneなどアップルの製品を製造しているフォックスコンは、これまでにも非倫理的な労働条件をめぐってアップルの調査対象となってきた。