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ウィキペディアの保護活動
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ニューヨーク・タイムズ紙は本日、ウェブ百科事典Wikipediaが「誰でも編集できる」ポリシーを緩和しようとしているという記事を一面トップで掲載しています。このポリシーをWikipediaの大きな強みと捉える人がいる一方で、Wikipediaを偏向した情報源へと変えるツールだと捉える声もあります。昨年秋、ケネディ政権の元高官ジョン・シーゲンサーラー・ジュニア氏は、自身のWikipediaの経歴にジョン・F・ケネディとロバート・F・ケネディの暗殺に関与した可能性が示唆されていることを知り、USAトゥデイ紙に痛烈な社説を掲載しました。

シーゲンサーラー氏の社説がもたらした一連の否定的な報道を受けて、ウィキペディア創設者のジミー・ウェールズ氏は、論争の的となりそうな記事を編集する前に4日間の待機期間を設けるなど、こうした事態を防ぐための新たな措置を導入しました。もちろん、制限の強化に賛成する人がいる一方で、共同百科事典の本来の目的である「世界の意識に触れる」という目的を阻害すると主張する人もいます。

「Wikipediaは質の向上に努めてきたが、ますます編集構造に似てきている」と、最近自身のブログでWikipediaを批判したテクノロジーライターのニコラス・カー氏は述べた。「アマチュア集団がほとんどコントロールできないまま素晴らしい作品を生み出すことができるというのは、Wikipediaの本質を歪曲している」

私自身は、今でも情報を調べるのにWikipediaを使っています。真面目な研究で引用することは絶対にありませんが、全く知らないトピックについて調べるには良い出発点だと思います。Wikipediaの情報には、誰が書いているのかわからないことが多いので、鵜呑みにしないようにしています。 もしかしたら、 私かもしれませんよ。