最新のメールクライアントで最も人気のある機能の一つは、選択したメールメッセージをインラインでプレビューできるプレビューパネルです。プレビューパネルを使用すると、新しいウィンドウで開かなくてもメッセージを確認できます。
Mac プラットフォームで最もよく使用される電子メール クライアントである Mac OS X のメール アプリケーションには、 メッセージ リスト の下に配置されたプレビュー ペインが含まれています。

しかし、ネット上のコメントを見ると、プレビューパネルを右側に配置する 方法 (MicrosoftのEntourageやMozillaのThunderbirdのオプション、そしてRancheroのNetNewsWireなどのRSSリーダーでは一般的)は、両方のアプローチを試した人々の間でより人気があるようです。私自身は、選択したメッセージをより多く表示できる(もちろん、十分な幅の画面があればですが)だけでなく、現在のメールボックスやフォルダ内のメッセージリストもより長く表示できるため、この配置の方が好みです。(実際、Appleがワイドスクリーン以外のディスプレイを製造していないことを考えると、同社がMailにそのようなオプションを搭載していないのは驚きです。)
こうした機能を求める声が数多く寄せられたため、Aaron Harnly氏はMac OS X HintsフォーラムとArs Technicaフォーラムのスレッドを参考に、 Mail用の.bundleアドオンであるLetterbox 0.16を 無料 でリリースしました 。付属のインストーラーを使ってLetterboxをインストールすると、Mailのプレビューパネルが画面下部ではなく右側に表示されます。

メールの標準ウィンドウ レイアウトと同様に、プレビュー ペインとメッセージ リストの間の区切り線をドラッグして、プレビュー ペインのサイズを変更できます。
Letterboxは現在ベータ版の初期段階にあるため、まだいくつかのバグがあります。例えば、列の処理があまり良くないため、特定の列(件名、送信者、宛先、日付など)が非表示または部分的に非表示になり、Mailを終了して再起動しないと表示できないという状況に陥ることがあります。また、プレビューパネルを下部または右側に簡単に切り替えられるようになればさらに良いでしょう。(現在、下部のプレビューパネルを復元するには、Letterboxをアンインストールする必要があります。)それでも、Letterboxの可能性に期待を寄せるMailユーザーは少なくありません。
LetterboxはMac OS X 10.4 (Tiger)で動作します。一部のユーザーからはMac OS X 10.3.9でも問題なく動作したという報告もありますが、サポート対象外です。