
HP LaserJet Pro P1102wは、予想以上の速度とWi-Fiといった驚きの機能を備えたベーシックなモノクロレーザープリンターです。しかし残念ながら、非常にお手頃な価格にもかかわらず、トナーが高価です。
標準の802.11b/gワイヤレス(およびUSB)は、典型的なローエンドレーザープリンターに画期的な性能をもたらします。P1102wは150枚給紙可能なメイン入力エリアと、スライド式の幅ガイドを備えた折りたたみ式のフロントパネル(本格的なトレイではなく)を備えています。また、厚手の用紙用の手差しスロットも備えています。上部から給紙する出力トレイには125枚を収納できます。これらの部品は驚くほど頑丈に作られていますが、刻印(黒色のプラスチックに刻印されており、コントラストのない色分けがされています)はほぼ判読できません。手動両面印刷はMacとPCの両方で利用でき、画面に表示される便利なプロンプトで操作できます。
コントロールパネルの2つのボタンと3つのLEDにはアイコンはありますが、文字によるラベルはありません。HTMLベースのドキュメントで意味を確認する必要がありますが、そのドキュメントにはLEDの点灯シーケンスがアニメーションでわかりやすく説明されており、大変助かります。
かつてはこの価格帯のレーザープリンターは印刷速度がひどいとされていましたが、LaserJet Pro P1102wはそんなステレオタイプを覆しました。私たちのテストでは、主にプレーンテキストといくつかのシンプルなモノクログラフィックを印刷した場合、Macでは平均14.5ページ/分、PCでは14.6ページ/分という十分な速度を記録しました。グラフィックの速度はまずまずでしたが、出力品質は粗雑でした。
トナー代が高額になると、プリンター本体の低価格はすぐに帳消しになります。本体には700ページ印刷可能なスターターサイズのカートリッジが付属しています。交換用の1600ページ印刷可能なカートリッジは68ドル、1ページあたり4.3セントです。これは平均的なインクジェットプリンターのインク代と同じくらいの値段ですが、カラー印刷の楽しさは味わえません。
Macworldの購入アドバイス
HPのLaserJet Pro P1102wは、平均的なローエンドのレーザープリンターよりも高速で、ワイヤレス機能も搭載しています。ただし、トナーが非常に高価なため、少量しか使用しないユーザーにしか適していません。