Appleは先週、新型MacBook Airを発表した際、M3チップ、Wi-Fi 6E、デュアル外部ディスプレイのサポートという3つの主要なアップグレードを謳っていました。しかし、ユーザーが新型MacBook Airを使い始めた今、4つ目のアップグレードが明らかになりました。
Max TechがYouTubeで発見したように、Appleはベースモデルのストレージアレイ構成を変更し、256GBチップ1個ではなく128GB NANDチップ2個を搭載しました。これにより、2つのドライブが同時にデータを処理できるようになり、M2モデルよりもはるかに高速な速度を実現しています。Max Techのテストでは、書き込み速度はM2モデルと比較して30%以上高速化し、読み込み速度はほぼ2倍になりました。
Appleは当初、すべてのM1 MacBook Airモデルにデュアルチップを搭載していましたが、コスト削減のためか、エントリーレベルの256GBモデルではシングルチップに切り替えました。そのため、ストレージをアップグレードしない限り、SSDの速度はM1モデルよりも大幅に遅くなりました。エントリーレベルのM2 Mac miniとMacBook Proでも同様でした。
通常の作業ではほとんどの人が速度の違いに気付かないかもしれませんが、特に価格が上がらないのであれば、これは歓迎すべき変化です。また、一部の購入者にとっては、999ドルのM2モデルからわずか100ドル高いだけでM3にアップグレードする理由にもなります。
著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長
マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。