
画像: Apple
Apple Vision Proのリリースに向けて準備が整いましたので、これはバージョン1.0の製品であり、不具合やバグがあることを改めてお知らせいたします。例えば、VisionOSではパスコードを忘れた場合、現在のところリセットする方法がありません。リセットするには、Apple Storeにご来店いただくか、Apple Careサポートに郵送していただき、ヘッドセットのデータを消去してリセットしていただく必要があります。
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、Vision Proの複数のユーザーがこの問題に遭遇したという。パスコードを複数回間違えると、ヘッドセットがロックアウトし、待機時間が始まる。これはiPhoneと同様のプロセスだ。
iPhoneでは、リカバリモードを使ってデバイスを復元できますが、MacまたはPCとの有線接続が必要です。Vision ProにはUSB-Cポートはありませんが、開発者用ストラップを使えばVision ProとMacを有線接続し、ヘッドセットのデータを消去してリセットすることができます。ただし、開発者用ストラップはAppleの開発者プログラムのメンバーのみが利用可能で、価格は300ドルです。(プログラムに参加していない限り、 米国では開発者用ストラップの製品ページを見ることすらできません。)
Appleは、今後のvisionOSアップデートでパスコードのリセット機能を追加する可能性があります。それまでの間、パスコードを忘れてしまうのが心配な場合は、1PasswordなどのMacまたはiPhoneのパスワードマネージャーに保存しておくことができます。または、メモアプリにロックされたメモとして保存することもできます。また、「設定」> 「Optic IDとパスコード」 > 「パスコードをオフにする」で、Vision Proのパスコードをオフにすることもできます。Appleは、パスコードの設定方法とOptic IDを使用してApple Vision Proのロックを解除する方法に関するサポートドキュメントを公開していますので、ご参考ください。
詳細については、Apple Vision Pro スーパーガイドをご覧ください。
更新: Apple は、ユーザーがデバイス上の Vision Pro をリセットできるようにするコードを visionOS 1.1 ベータ版に追加しました。
著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター
ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。