
アップルは水曜日、環境保護団体グリーンピースが同社のデータセンターを批判的に調査したことを受けて、ノースカロライナ州のデータセンターは主に石炭火力で稼働するという同団体の主張に異議を唱えた。
グリーンピースが火曜日に発表したデータセンターの電力消費を分析した新しい報告書「あなたのクラウドはどれだけクリーンか」では、アップルは低い評価を受けた数社のうちの1社だ。
グリーンピースは、燃料電池や太陽光発電パネルなどの再生可能エネルギー源では、同施設の電力需要の10%しか発電できず、残りは石炭で発電されていると主張し、ノースカロライナ州メイデンにあるアップルの施設を批判した。
アップル社はこの主張に異議を唱え、電力の60%は最終的には敷地内の太陽光発電所と燃料電池施設から供給される予定で、「どちらも国内最大規模となる」と述べた。
「この業界をリードするプロジェクトにより、メイデンはこれまでに建設された中で最も環境に優しいデータセンターになると確信しています」と付け加えた。
アップルは、グリーンピースが施設の電力消費量の推定にも誤りを犯したと述べた。アップルの広報担当者によると、施設のフル稼働時の消費電力は約20メガワットで、グリーンピースが主張する100メガワットではないという。
グリーンピースは報告書の中で、アップルは透明性と再生可能エネルギーへの取り組みの欠如により「フェイスブックやグーグルなどの他社に遅れをとっている」と非難した。
Facebook は完全に再生可能エネルギーで稼働しているスウェーデンのデータセンターで注目され、Google はエネルギー使用に関する透明性の向上と再生可能エネルギーの使用への取り組みで高い評価を受けました。
しかし、アマゾンとマイクロソフトはグリーンピースから低い評価を受けており、両社は「クラウドの電力供給に汚染エネルギーに大きく依存している」と述べている。
マイクロソフトは、石炭と原子力エネルギーへの依存度が高いバージニア州でデータセンター事業を拡大している。グリーンピースによると、アマゾン・ウェブ・サービスのサーバーの大部分は、石炭の使用量が最も多いバージニア州北部に設置されている。
グリーンピースによると、ツイッターはエネルギー排出量の目標を設定できなかったことと、サクラメントに借りているデータセンターの敷地に関する情報を共有しなかったことで最低の評価「F」を受けた。
両社からのコメントはすぐには得られなかった。