Mac OS X 10.4をお使いの場合、単純な表が必要なだけなら、わざわざMicrosoft WordやExcelを起動する必要はありません。Appleのテキストエディット(/アプリケーション)には、便利な表作成機能が組み込まれています。リッチテキストモード(フォーマット:リッチテキストを作成)で空のテキストエディット文書を作成し、「フォーマット:テキスト:表」で表を挿入・管理できます。
すでにご存知かもしれませんが、 OS Xで動作するすべてのCocoaアプリケーションがテーブルをサポートできるようになったことはご存知ないかもしれません。今日はTigerのStickiesを取り上げます。このアプリケーションは、一見テーブルを扱う機能が欠けているように見えますが、今では完全にテーブルに対応しています。その秘密はここにあります。
Stickiesノートに表を挿入するには、TextEdit(またはWordやExcel)で表を作成するだけです。最も基本的な構造を定義したら(TextEditで「フォーマット:テキスト:表」を選択するだけで済みます)、TextEditで表を選択し、Command+Cでコピーして、新しいStickiesノートに貼り付けます。すると、Stickiesノート内に空の表が表示されます。表の行、列、書式設定を制御できるメニュー項目がまだないため、まだあまり役に立たないように見えるかもしれません。しかし、表の上にマウスポインタを置き、Controlキーを押しながらクリックすると、コンテキストメニューの最初の項目である「表」が表示されます。(このオプションは、他のアプリケーションから表を貼り付けるまでは利用できません。)これを選択すると、TextEdit標準の表コントローラーが使用できるようになります。

行数や列数、行と列の縦横の配置、セルの境界線や背景まで変更できます。つまり、表の外観を完全にコントロールできます。

これが便利だと思うなら、時間節約のコツをご紹介します。新しい付箋を作成し、テキストエディットから表を貼り付け、1行1列になるように編集します。1つのセルに「表テンプレート」などと入力し、ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックしてメモを折りたたみます。すると、右図のように、小さな1行のプレースホルダーメモが作成されます。次に付箋に新しい表が必要になったときは、折りたたんだウィンドウをダブルクリックし、表をコピーして新しい付箋に貼り付け、必要に応じて編集します。作業が完了したらテンプレートメモを再び折りたたんでおけば、次回同じ作業を繰り返す際にすぐに使用できます。