マイクロソフトはフェイスブックとの検索契約を拡大する一方、同ソーシャルネットワーキングサイトとの広告契約は抑制している。
Bing はすでに米国で Facebook 上で検索を実行している。しかし、マイクロソフトは金曜日、Bing が世界中の Facebook ユーザー 4 億人全員に対しても検索結果を提供する予定であると発表した。
マイクロソフトはまた、FacebookユーザーにBingの追加機能を提供する予定だが、具体的にどのような機能を提供するかは明らかにしていない。「両社はまもなく、Facebookユーザーに、より充実した検索体験を提供する予定です。これは、リンク集にとどまらず、より豊富な回答と、お客様がより迅速かつ賢明な意思決定を行うためのツールを組み合わせた、優れたBing機能へのフルアクセスを提供するものです」と、Bing担当ゼネラルマネージャーのジョン・ティンター氏はブログ記事に記している。
しかし、検索契約の拡大に加え、マイクロソフトはFacebookのディスプレイ広告の取り扱いを停止すると発表した。ティンター氏は、Facebookは今後独自にディスプレイ広告を販売すると述べた。「Facebookのようなユニークな製品において、どのような広告が効果的かを考えると、Facebookが広告戦略のこの部分を主導する方が理にかなっている」とティンター氏は記した。マイクロソフトは引き続きFacebookに検索広告を提供するとティンター氏は述べた。
昨年末、両社はマイクロソフトがFacebookユーザーの公開ステータスアップデートとメッセージをBingの検索結果に表示すると発表した。当時、Facebookはプライベートメッセージがインデックスに登録されないようにするため、まずパブリッシャープライバシー管理システムを導入する必要があると述べていた。
ティンター氏は、フェイスブックのユーザーは「今後数週間から数か月のうちに、われわれの関係拡大の成果」を実感し始めるだろうと述べた。