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ティム・クック:ジョブズは私に「スティーブならどうしただろうか?」と決して問うなと言った。

アップルのCEOティム・クック氏は、同社の故スティーブ・ジョブズ共同創業者から「スティーブならどうしただろうか」と決して問うなとアドバイスされたと明かした。

2011年8月に故スティーブ・ジョブズ氏が辞任した後、アップルのCEOに就任して以来、初のテレビインタビューで、クック氏は「私はスティーブを心から愛していたし、心から寂しい」と語った。

「彼が私にしてくれたことの一つは、普通なら重荷となっていたであろう重荷を軽くしてくれたことです。亡くなる前に何度か、『自分がどうしていたかを疑うな』と言ってくれたんです。『スティーブならどうするだろう』なんて考えず、ただ正しいことをするんだ、と」とクックはNBCの「ロック・センター」番組でブライアン・ウィリアムズとのインタビューで明かした。

クック氏がアップルのトップに就任して以来、同社は新しいiMac、MacBook、2種類のiPhone、2種類のiPad、そして最近ではiPad miniを発表してきたが、特にアップルのマップゲートやiTunes 11の遅延のようなトラブルが発生すると、「スティーブ・ジョブズなら墓の中で転げ回っているだろう」とか「スティーブ・ジョブズなら絶対にこんなことは許さなかっただろう」といったコメントをよく耳にする。

しかし今、クックはジョブズ氏の指示通り、会社にとって正しいと考える決断を下しているという事実が明らかになった。もちろん、クック氏の決断がすべて正しいとは限らない。同社のマップアプリの不正確さについて謝罪し、アップルが「失敗した」と認めたことからもそれがわかる。

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インタビューの中で、クック氏はまた、アップルが来年からMacの全ラインの生産を開始することも明らかにした。

このインタビューはアメリカでは12月6日午後10時/中部標準時午後9時(12月7日午前3時、グリニッジ標準時)にNBCのロックセンターで放送される。

参照:

アップルは「マップと一致するように物理的なランドマークの交換を開始」

元アップルCEOジョン・スカリー氏:「人々はアップルの経営がいかに優れているかを過小評価している」

アップルのフィル・シラー氏:「過去ではなく未来​​に焦点を当てているため、本社に博物館を開設しない」