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Expo: FileMaker 10 を iPhone で使う

FileMakerは、主力データベース製品をバージョン10にアップデートしました。これについては既にお伝えしました。FileMaker Pro 10には、インターフェースの刷新、ダイナミックレポートの追加、クイックスタート画面とリソースセンターの刷新など、多くの新機能が搭載されています。これも既にお伝えしました。また、FileMakerの開発チームは、FileMaker 10のリリースを記念して、iPhoneとiPod touch向けに設計された無料データベースを提供しています。これについては、まだお伝えしていませんでしたが。

このデータベースはFMWebschoolが提供しており、App Storeで入手できる70ドルのFMTouchアプリと連携します。今週開催されるMacworld Conference & Expoの連絡先と出展者情報の両方が保存されています。

仕組みはこうです。Expo参加者はFMTouchアプリを使って、FMWebschoolが提供するデータベースに連絡先情報を入力できます。開発者によると、このアプリは、展示会場で出会った人全員の名刺を持ち歩く手間を省くことを目的としています。FMTouchアプリは複数のテーブルに対応しているため、FMWebschoolのデータベースにはExpo出展者のテーブルも含まれており、連絡先情報やモスコーニセンター内のブースの場所を入力できます。Macworld Expoの連絡先と出展者データベースは、FMTouchのウェブサイトから入手できます。

FMTouchをまだ使っていない方でもご安心ください。FMWebschoolがWebサイト(もちろんFileMaker 10を使用)も構築しており、iPhoneユーザーはSafariブラウザからアクセスできます。(FMGatewayがホストするこのWebサイトはパスワード保護されているため、ご利用前にアカウントを作成する必要があります。)Macworld Expo会場内を歩き回りながら、このWebサイトを使って連絡先や出展者情報を追加できます。