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HyperDriveでiPadのストレージ容量を拡張しましょう

最上位モデルのiPadの64GBのストレージ容量は、ほとんどのカジュアルユーザーにとっては十分かもしれませんが、高解像度の動画や、ディスク容量を大量に消費するメディアを日常的に視聴する人にとっては、お昼前には64GBの容量制限をあっという間に使い切ってしまいます。Sanhoの新しいHyperDriveは、iPad専用に設計されたハードドライブで、コンピューターを使わずにドライブから直接動画や写真ファイルにアクセスできるため、iPadのストレージ容量制限を回避できます。

HyperDrive は標準的なポータブル USB ハードドライブとほぼ同じサイズで、12 種類のメモリ カードをサポートする 2 つのカード スロット、および写真の表示とファイル管理用の 3.2 インチ カラー LCD 画面を備えています。

HyperDriveにメディアをロードしたら、USBケーブルとApple iPad Camera Connection Kitを使ってiPadに接続します。Camera Connection Kitは従来通り、iPadをSDカードやセルフパワーUSBデバイスに接続できますが、ディスクサイズが32GBに制限されているため、標準的なUSBハードドライブは接続できません。HyperDriveはこの制限を回避するため、個々のファイルフォルダを32GBの仮想ドライブに変換し、iPadで個別に読み取り可能にします。

HyperDrive を iPad に接続すると、HyperDrive の内蔵 LCD 画面を使用してアクセスするフォルダーを選択できるようになります。フォルダーの内容は、カメラや通常の SD カードから取得したかのように、iPad の写真アプリに表示されます。

iPadへのファイル転送は写真アプリ経由でのみ可能なため、HyperDriveで閲覧できるのはiPad対応の写真や動画のみです。また、iPadからHyperDriveにファイルを転送できないという欠点もあります。HyperDriveにファイルを転送できるのは、標準的なパソコンかメモリカード経由のみです。

こうした制限にもかかわらず、HyperDrive は、iPad に保存できる量よりも多くのビデオや写真を持ち運びたい旅行者や、ノートパソコンを持ち歩かずにメモリカードを素早くバックアップしたい写真家やビデオ撮影者にとって便利なものとなるでしょう。

HyperDrive は交換可能なリチウムイオン電池で動作し、Sanho によれば 1 回の充電で 250GB のデータをバックアップでき、現在 120GB (299 ドル)、160GB (349 ドル)、250GB (399 ドル)、320GB (449 ドル)、500GB (499 ドル)、640GB (549 ドル)、および 750GB (599 ドル) のモデルが販売されている。