51
クイックシルバーはスノーレパードで再び生き返る

Snow Leopardへのアップグレードは、Macをよりスリムで、よりパワフルで、より雪のようなマシンにするための一歩でした。しかし、生産性向上のための万能ツールQuicksilverとその便利なプラグインに頼っている多くのユーザーにとって、Snow Leopardは実際には二歩後退でした。幸いなことに、コミュニティからのベータビルドが、ユーザーが再び元の状態に戻るのに役立つかもしれません。

Googleグループの投稿によると、Quicksilver b56a7(発音しやすいですね!)は、QuicksilverをSnow Leopardで使えるようにするための試みだそうです。この投稿か開発元のBlacktreeのサイトからコピーを入手できます。ただし、新バージョンが不安定な場合は、Quicksilverを終了し、Plugins.plistとPluginsフォルダを削除することをお勧めします~/Library/Application Support/Quicksilver。ただし、プラグインの問題やその他の奇妙な動作について、ユーザーからいくつかのスレッドが投稿されているため、このビルドを試す場合は、しばらく待つ必要があるかもしれません。

QuicksilverはMacコミュニティでも、ここMacworldでも人気を博しています。生産性向上ツール、アプリケーション統合、そして情報交換機能など、その多彩な機能により、パワーユーザーのツールベルトに欠かせない存在となり、潜在的なMacユーザーを魅了する素晴らしいツールとなっています。

しかし、ここ数年、Quicksilverの開発は停滞しています。これは、顧客基盤の厚い商用製品にならなかったことが一因です。Quicksilverがオープンソースとして宙ぶらりんの状態にある主な理由は、おそらく、主要開発者のNicholas Jitkoff氏がプロジェクトを離れ、GoogleでQuick Search Boxの開発に携わったことにあります。Quicksilverの明確な後継であるQuick Search Boxは、兄貴分のQuicksilverの機能の多くを、光沢のあるGoogleロゴに置き換えています。

Quicksilverのソースコードは現在Google Codeでホストされており、コミュニティの一部のメンバーが開発を引き継いでいるようです。Quicksilverの豊富なプラグインや、それを優れたユーティリティにしているその他の機能の開発者も、これに倣ってくれることを期待しています。