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ノキア、Symbian 3搭載携帯電話2機種目となるC7の出荷を開始

ノキアは月曜日、Symbian 3オペレーティングシステムをベースにした2番目のスマートフォンであるC7の出荷を開始したと発表した。

ノキアは、Symbian 3オペレーティングシステムをベースにした2番目のスマートフォンであるC7の出荷を開始したと発表した。

C7は税・補助金抜きで約335ユーロ(470米ドル)で、上位機種のN8よりわずかに安価となる。ノキアのフィンランド版ウェブストアでは、両スマートフォンの価格差は90ユーロとなっている。

C7はN8よりも安価ですが、それでもいくつかの点でN8に勝っています。例えば、C7はN8よりも薄く軽く、N8の標準タッチスクリーンディスプレイに対してAMOLED(アクティブマトリックス有機EL)ディスプレイを搭載しています。ノキアによると、どちらのディスプレイも3.5インチで、解像度は640 x 360ピクセルです。

しかし、N8は内蔵ストレージ容量が8GBから16GBに増加し、12メガピクセルのカメラを搭載しています。C7の購入者は8メガピクセルのカメラで我慢するしかありません。

CCS Insightのアナリスト、ジェフ・ブレイバー氏によると、C7の見た目の美しさはN8より優れている可能性があるという。

それでも、C7はかなり高価なスマートフォンであり、N8と同様にiPhone 4や増加を続けるAndroidベースのスマートフォンとの激しい競争に直面すると、ブレイバー氏は指摘する。C7とN8の類似性は、必然的に互いの売上を「食い合う」ことになるだろうとも同氏は指摘する。

ノキアがSymbian 3ベースの最初の携帯電話を開発するのに予想よりも時間がかかった。しかし、C7は、ノキアが9月にスマートフォンを発表した際に設定した年末の期限よりかなり前に出荷を開始した。

ノキアがSymbian 3のバグを大幅に修正したことが、同社の展開ペースの加速に寄与しているとブラバー氏は述べている。ノキアの現在の戦略は、携帯電話の発売台数を減らすことで、よりスムーズに市場投入できるようになるはずだと同氏は述べた。

Nokia は、年末までにさらに 2 つの Symbian 3 ベースのスマートフォンの出荷を開始する予定である。企業向けの E7 と、4 つのスマートフォンの中で最も安価な 260 ユーロの C6-01 である。