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iPhoneが全国的に誤審を引き起こしているのか?

昨日のニューヨーク・タイムズ紙の報道によると 、全国で少なくとも3件(ジャーナリズムの世界では3件=トレンド!)の事例があり、今後大きな問題となる可能性のある事態を示唆している。それは、陪審員が裁判中にiPhone、BlackBerryなどのモバイル端末を使ってFacebookやTwitterなどのインターネットにアクセスしていたことだ。結果として生じる陪審員の混乱は、裁判を却下し、やり直す理由として利用される可能性がある。

記事によれば、今週フロリダで行われた連邦裁判は、陪審員12人のうち8人がインターネットで事件について調べていたため、無効と宣告されざるを得なかったという。

その前の週には、「ある建築資材会社が、民事裁判中に陪審員がTwitterを使って最新情報を発信したとして、アーカンソー州の裁判所に1260万ドルの判決の破棄を求めた。」

同様の事件が月曜日にペンシルベニア州でも発生した。元ペンシルベニア州上院議員の連邦汚職事件の裁判で、弁護側は、陪審員の一人がフェイスブックやツイッターに最新情報を投稿していたことを理由に、裁判の無効を宣言するよう裁判官に求めたのだ。

私は陪審員になったことはありませんが、もし陪審員になったら、きっとiPhoneを手元に置いているでしょう。ですから、裁判についてオンラインで検索したり、Twitterでつぶやいたりしたくなる気持ちはよく分かります。とはいえ、これは何世紀にもわたる法学の伝統に真っ向から反する行為です。

すると、疑問が湧いてくる。誰かが法廷で iFart を放つまで、どれくらいかかるのだろうか?

[イラスト提供:carrotcreative]