長年にわたり、Macworldの読者から、Caps Lockが有効になっているかどうかを通知する機能が欲しいという要望が数多く寄せられてきました。その理由は人によって異なりますが、画面を見るよりもキーボードを見る時間の方が長い、ハントアンドペックタイピングを好む人や、入力中の文書以外の画面上のもの(例えば、別の文書やWebページなど)を見ることが多い、タッチタイピングが得意な人などが挙げられます。いずれにせよ、入力中の文書に目を向けた時に、大文字で複数の文章を入力してしまったことに気づくような事態を避けたいと考えているのです。
私が紹介した解決策の一つは、CAPS Warnです。これはメニューバーユーティリティで、Caps Lockが有効になると鮮やかな赤いアイコンが表示され、警告音が鳴ります。しかし、すでに優れたGrowl通知システムをお使いの場合は、よりシンプルでありながら同様に効果的な選択肢として Capster(ダウンロードリンク)があります。

Capsterを起動します(バックグラウンドのみのアプリケーションとして目に見えない形で実行できます)。CapsLockキーを押すと、意図的かどうかに関わらず、CapsterはGrowl通知をポップアップ表示して知らせます。CapsLockを無効にすると、Growl通知も表示されます。
Growl を使用しているため、Capster のアラートは Growl のシステム環境設定パネルからカスタマイズできます。例えば、Capster のアラートと他の Growl 通知では、異なる表示スタイルや画面上の位置を選択できます。また、Caps Lock 有効時と無効時に、別々の通知オプション(表示スタイル、優先度、アラート音)を選択することもできます。私の Mac では、Caps Lock 有効時のアラートは高優先度(赤く点滅)でアラート音が鳴り、Caps Lock 無効時のアラートは標準優先度でアラート音が鳴りません。
Capsterのその他の設定は、システム全体にわたるメニューを表示するかどうか、そして表示しない場合は、これらの設定にアクセスするためにどのキーボードショートカットを押す必要があるかを選択することだけです。メニューを表示するように選択した場合、メニューバーアイコンのオプションがいくつか表示されます。どのオプションを選択しても、メニューアイコンはCAPS Warnのように動作し、Caps Lockが有効になっているたびに外観が変化します。
Capsterは通知にGrowlを利用しているため、CAPS Warn独自のオプションがいくつか備わっていません。例えば、大文字を一定数以上連続して入力した場合(例えば、Caps LockキーではなくShiftキーを押しながら入力した場合など)に警告を発する機能などです。(最近では、CAPS Warnは他の修飾キーが押された場合にも通知してくれます。)また、Capsterには小さなバグと思われるものも見つかりました。Caps Lockが有効になっている場合、Shiftキーを押すとCaps Lock Onの警告が表示されるのです。しかし、Capsterは問題なく動作します。既にGrowlを使っているなら、Capsterは便利で人気の機能を手軽に利用できる方法です。
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